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居残り佐平次 : ミニ英和和英辞書
居残り佐平次[いのこりさへいじ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

居残り : [いのこり]
 (n,vs) detention
残り : [のこり]
  1. (n,adj-no) remnant 2. residue 3. remaining 4. left-over 
: [さ]
 【名詞】 1. help 
: [たいら, ひら]
 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm
: [つぎ]
  1. (n,adj-no) (1) next 2. following 3. subsequent 4. (2) stage 5. station 

居残り佐平次 : ウィキペディア日本語版
居残り佐平次[いのこりさへいじ]
居残り佐平次(いのこりさへいじ)は、古典落語の演目の一つ。
== あらすじ ==
右を向いても左を向いても貧乏人が集まったとある長屋。その輪にいた佐平次という男が「品川宿にある遊郭に繰り出そう」と言い出した。金もないのにどうやって?と思いながらも一同、品川へ。
一泊して後、佐平次は「実は結核に罹って医者から転地療養を勧められていた。だからここに残る」と言い出し、ほかの仲間を帰した。
その後若い衆に「勘定はさっきの仲間が持ってくる」といい居続け。翌日も「勘定勘定って、実にかんじょう(感情)に悪いよ」とごまかし、その翌日も居続け、しびれを切らした若い衆に、「あいつらなんて知らないよ」「金?持ってないよ」と宣言。店の帳場は騒然。
佐平次少しも応えず、みずから店の布団部屋に篭城した。
やがて夜が来て店は忙しくなり、店は居残りどころではなくなった。佐平次頃合を見計らい、(勝手に)客の座敷に上がりこみ、
「どうも居残りです。醤油もってきました」
「居残りがなんで接待してんだよ・・ってやけに甘いな、このしたじ(醤油)」
「そりゃあ、蕎麦のつゆですから」
「おいおい・・・」
などと自分から客をあしらい始め、幇間踊りなど客の接待を始めた。
それが玄人はだしであり、しかも若い衆より上手かったから客から「居残りはまだか」と指名がくる始末。これでは彼らの立場がない。
「勘定はいらない。あいつに出て行ってもらおう」となった。
佐平次は店の店主に呼び出され、「勘定はもういいから帰れ」といわれ追い出された。しかもその折に店主から金や煙草をせびり、もらっていく始末。
心配でついてきた若い衆に、
「てめえんとこの店主はいい奴だがばかだ。覚えておけ、俺の名は遊郭の居残りを職業にしている佐平次ってんだ、ガハハハ・・・」と捨て台詞を残して去っていった。
若い衆は急いで店主に報告する。すべてを知り、激怒する店主。
「ひどいやつだ。あたしの事をおこわにかけやがったな」
そこで、若い衆が一言。
「旦那の頭がごま塩ですから・・・」

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「居残り佐平次」の詳細全文を読む




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