翻訳と辞書
Words near each other
・ 塩田重利
・ 塩田雄次
・ 塩田駅
・ 塩田駅 (兵庫県)
・ 塩町
・ 塩町 (名古屋市)
・ 塩町トンネル
・ 塩町駅
・ 塩町駅 (初代)
・ 塩畑弘之
塩硝
・ 塩税
・ 塩竃市
・ 塩竃神社
・ 塩竃神社 (矢板市)
・ 塩竃線
・ 塩竈みなと祭
・ 塩竈みなと祭り
・ 塩竈事件
・ 塩竈信用金庫


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

塩硝 ( リダイレクト:硝石 ) : ウィキペディア日本語版
硝石[しょうせき]

硝石(しょうせき、、〔、〔)は、硝酸塩鉱物の一種。化学組成は KNO3硝酸カリウム)、結晶系斜方晶系
== 産出地 ==
中国内陸部や西アジア南ヨーロッパのような乾燥地帯、例えばスペインイタリアエジプトアラビア半島イランインドなどでは、土壌から析出した硝石が地表で薄い層になって産するため、天然に採取される。
北西ヨーロッパ東南アジア日本のような湿潤環境下では、天然では得がたい。ドイツフランスイギリスのような北西ヨーロッパでは、家畜小屋土壁の中で、浸透した家畜の排泄物微生物の作用によって硝酸カリウムとなったものを抽出して硝石を得ていた。また、東南アジアでは、伝統的に高床式住居の床下でを多数飼育してきたため、ここに排泄された鶏糞、豚糞を床下に積んで発酵熟成させ、ここから硝石を抽出してきた他、熱帯雨林洞穴に大群をなして生息するコウモリの糞から生成したグアノからも抽出が行われてきた。日本では、基本的には戦国時代火器導入以降の黒色火薬の原料としての硝石を中国や東南アジア方面(インド)からの輸入に頼っていたが、加賀国飛騨国などでは培養法というサクと呼ばれるから硝酸カリウムを得る技術が開発され、硝石を潤沢に生産していたほか、他の地方では古土法と呼ばれる古い家屋の床下にある表層土に微生物の作用によって硝酸カリウムが蓄積したものを抽出して硝石を得ていた。古土法の生産量は少なかったが、結局は戦乱が収まったことにより、国内での需要を賄えるようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「硝石」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Niter 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.