翻訳と辞書
Words near each other
・ 塩断ち
・ 塩月勝義
・ 塩月弥栄子
・ 塩月綾香
・ 塩村あやか
・ 塩村修
・ 塩村克己
・ 塩村克巳
・ 塩村宰
・ 塩村文夏
塩析
・ 塩析効果
・ 塩梅
・ 塩森恵子
・ 塩椎神
・ 塩橋
・ 塩欠乏
・ 塩欠乏性脱水
・ 塩欠乏性脱水症
・ 塩欠乏症候群


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

塩析 : ミニ英和和英辞書
塩析[えんせき]
salting out
塩析 : ウィキペディア日本語版
塩析[えんせき]

塩析(えんせき、英語:salting out)は、タンパク質や低分子有機化合物などの溶質が高濃度のの溶液には溶解しないという性質を利用し、それらを分離精製する方法である。タンパク質が沈殿する塩濃度はタンパク質の種類によって異なる。また、この方法はタンパク質の希釈溶液を濃縮するのにも使われる。
== タンパク質の場合 ==

=== 原理 ===
タンパク質分子中には疎水性アミノ酸親水性アミノ酸がある。水溶液中では疎水性アミノ酸は通常、親水性アミノ酸によって保護された疎水域を作り、周囲を取り囲む水分子との相互作用(溶媒和水素結合)によって折り畳まれる。タンパク質の表面が十分に親水性ならばそのタンパク質は水に溶解する。
塩濃度を大きくしたとき水分子のいくつかは塩のイオンによって引きつけられ、タンパク質の帯電した部分との相互作用に割かれる水分子の量が減少する。この結果、タンパク質-タンパク質相互作用は溶媒-溶質相互作用より強くなり、タンパク質分子は疎水性の相互作用によって凝結する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「塩析」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.