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塩化鉄(II) : ミニ英和和英辞書
塩化鉄(II)[えんかてつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

塩化 : [えんか]
 【名詞】 1. chloride 
塩化鉄 : [えんかてつ]
 (n) iron chloride
: [か]
 (suf) action of making something
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 

塩化鉄(II) : ウィキペディア日本語版
塩化鉄(II)[えんかてつ]

塩化鉄(II)(えんかてつ(II)、Iron(II) chloride)は、組成式 FeCl2無機化合物である。かつては塩化第一鉄(えんかだいいちてつ、ferrous chloride)と呼ばれた〔現在この呼称の使用は推奨されない〕。水に易溶で溶解度は64.4 g/100 mL (10℃)、105.7 g/100 mL (100℃)である。無水物は淡黄色粉末で、四水和物は黄緑色をしている。塩酸溶液を空気に放置すると酸素により酸化され塩化鉄(III)に変化する〔柴田 村治、「塩化鉄」、『世界大百科事典』、CD-ROM版、平凡社、1998年。〕植物染料の媒染剤として用いる。
== 合成 ==
塩化鉄(II)は鉄と塩化水素との反応で得られる。これはハロゲン金属の典型的な製法である。
:\rm Fe + 2HCl \longrightarrow FeCl_2 + H_2
塩化鉄(II)の合成には濃塩酸のメタノール溶液を使った方法がよく使われている。この反応では錯塩 Cl2が生成し、これを真空状態で160℃まで加熱すると純粋なFeCl2が得られる〔G. Winter, Inorganic Synthesis, 1973, volume 14, pp. 101-104.〕。臭化鉄(II)とヨウ化鉄(II)も同じような方法で作ることができる。
また、塩化鉄(III)クロロベンゼンから塩化鉄(II)を合成する方法もある〔P. Kovacic and N. O. Brace, Inorganic Synthesis, 1960, volume 6, p. 172.〕〔P. Kovacic and N. O. Brace, J. Am. Chem. Soc., 1954, volume 76, p. 5491.〕。
:\rm 2FeCl_3 + C_6H_5Cl \longrightarrow 2FeCl_2 + C_6H_4Cl_2 + HCl

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「塩化鉄(II)」の詳細全文を読む




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