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国鉄8550形蒸気機関車 : ミニ英和和英辞書
国鉄8550形蒸気機関車[8550 - 8610]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くに]
 【名詞】 1. country 
国鉄 : [こくてつ]
 【名詞】 1. national railway 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
蒸気 : [じょうき]
 【名詞】 1. steam 2. vapour 3. vapor 
蒸気機関 : [じょうききかん]
 (n) steam engine
蒸気機関車 : [じょうききかんしゃ]
 (n) steam locomotive
: [げ, き]
  1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of
: [き, はた]
 (n) loom
機関 : [きかん]
 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ 
機関車 : [きかんしゃ]
 【名詞】 1. locomotive 2. engine 
: [せき, ぜき]
 (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

国鉄8550形蒸気機関車 : ウィキペディア日本語版
国鉄8550形蒸気機関車[8550 - 8610]

8550形は、かつて日本国有鉄道の前身である鉄道省等に所属したテンダー式蒸気機関車である。もとは、九州鉄道(初代)がアメリカスケネクタディ(後のアメリカン・ロコモティブ)社から輸入したもので、1906年(明治39年)に制定された鉄道国有法により国に買収され、国有鉄道籍を得たものである。
九州鉄道は、使い勝手がよく安価な機関車として、1899年(明治32年)から1906年にかけ、数次にわたって61両を購入しており、これは明治時代に単一の私設鉄道に導入された機関車としては、日本鉄道ベイヤー・ピーコック社から60両を導入した4-4-0(2B)形機関車(後の鉄道院5500形)を押さえて最多両数である。九州鉄道が保有した機関車256両に対して4分の1弱を占める大所帯振りを誇った。
同形機は、台湾総督府鉄道向けに2両、樺太庁鉄道向けに5両が製造されており、樺太庁鉄道向けのものは1943年(昭和18年)の南樺太内地化にともなって国有鉄道籍に編入されている。
==概要==
九州鉄道が、客貨両用の万能機関車として導入した車軸配置2-6-0(1C)の単式2気筒、飽和式テンダ機関車で、先に登場していた旅客用4-4-0(2B)形機関車(後の鉄道院5700形)、貨物用2-8-0(1D)形機関車(後の鉄道院9500形)の長所を取り入れた機関車として計画された。後の鉄道省C58形と同様の設計思想である。九州鉄道では、初号機の番号をとって154形と呼ばれた。
本形式の番号および製造の状況は次のとおりである。
*1899年(12両) : 154 - 165(製造番号5261 - 5272)
*1902年(12両) : 191 - 202(製造番号6153 - 6154)
*1903年(6両) : 203 - 208(製造番号27803 - 27808〔この年の分から会社の合併によりアメリカン・ロコモティブ社が発足した。〕)
*1904年(6両) : 209 - 214(製造番号27809 - 27814)
*1904年(1両) : 215(製造番号29852〔この機関車は、ミズーリ州セントルイスで開催されたルイジアナ・パーチェス博覧会に出展されたものを、九州鉄道が引き取ったものである。〕)
*1905年(12両) : 216 - 227(製造番号30500 - 30511)
*1906年(12両) : 252 - 263(製造番号41314 - 41425)
国有化後の1909年(明治42年)に制定された鉄道院の車両形式称号規程では、8550形(8550 - 8610)に改称された。
当初の配置は九州鉄道全域にわたり、国有化後は旧官設鉄道線の鹿児島線にも進出していたが、主な配置は鳥栖、熊本であった。大正中期には、前掲の他に大里(門司)、鹿児島、大分、浦上などであった。この機関車の特徴的な点は、使い勝手が良かったことから、後年九州から本州に渡り、山陽線沿線や東北地区にまで進出したことで、国有鉄道制式でない機関車としては異例な経過をたどっている。
さらに1921年(大正10年)度には、小倉工場で12両が蒸気過熱器を取り付けて、飽和式から過熱式に改造されている。それにともない、弁室部はスライド弁方式からピストン弁方式となった。当初計画では全機に及ぶ予定であったようだが、この12両のみで中止され、改造機は1923年(大正12年)3月に8500形(2代。8500 - 8511)に改称された。その詳細は次のとおりである。
*8550 - 8553, 8579, 8581 - 8586, 8589 → 8500 - 8511
8500形分離後の8550形の配置は、43両が門司鉄道局に、6両が大阪鉄道局であったが、1935年(昭和10年)には九州島内には23両であったのに対し、広島・大阪両鉄道局に合わせて26両の配置で、ほとんどが入換用であった。さらに太平洋戦争後の1947年(昭和22年)にも若干の休車や据え付けボイラー代用車があったものの48両が健在で、四国鉄道局(4両・8558, 8562, 8571, 8577)や仙台鉄道局(4両・8555, 8557, 8570, 8578)、東京鉄道局(1両・8567)にも配置が広がっていた。神戸港で8562,8566,8575,8595の4両が入れ替え用に使用された。廃車は、1945年(昭和20年)から始まり、同年5月に1両、1947年に10両、1948年(昭和23年)に11両、1949年(昭和24年)に18両、1950年(昭和25年)に残りの9両が除籍され、形式消滅となった。
一方、過熱器取付改造を受けた8500形については、九州にとどまり、鳥栖や西唐津に配置されて支線用として使用されていたが、太平洋戦争末期から入換用として門司に集められ、1948年1月に5両、1949年に3両、1950年に4両が除籍され、形式消滅となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄8550形蒸気機関車」の詳細全文を読む




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