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周作人 : ミニ英和和英辞書
周作人[しゅう さくじん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しゅう]
 【名詞】 1. circuit 2. lap 3. circumference 4. vicinity 5. Chou (dynasty)
: [さく]
  1. (n,n-suf) a work 2. a harvest 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1

周作人 : ウィキペディア日本語版
周作人[しゅう さくじん]

周 作人(しゅう さくじん、1885年1月16日 - 1967年5月6日)は、現代中国の散文作家、翻訳家。就学時につけられた名は櫆寿魯迅の弟。
== 生涯 ==
浙江省紹興(会稽)で地主の旧家に生まれる。家は幼年時代に没落し、12歳で父を失う。四書五経を学んだあと、科挙第一段階の県試を途中まで受けてみたが落ちたので、1901年]にある江南水師学堂へ進み、管輪班に所属した。ここで西欧の訳書や維新派の雑誌類にふれ、『千夜一夜物語』のアリババと盗賊の話ポーの旧式な翻訳書が彼の最初の本となった。
1906年、海外留学試験に合格したが、近視のために土木工学の学習を命じられ、仙台医学専門学校を退学し再来日する魯迅とともに、日本へ渡る。法政大学予科で予備教育を受け、1908年立教大学に入学し英文学と古典ギリシャ語を学ぶ。同じ時期に兄と同郷の有志と毎週日曜日に開かれる、章炳麟の『説文』講義に列席する。1909年、下宿の賄い婦に雇われていた羽太信子と結婚し、また兄弟で中国最初の本格的な翻訳小説集『域外小説集』を第2冊まで発表する。同じ年に兄は帰国するが、彼は日本語の勉強に本腰を入れ、日本文学にもようやく関心を示し出す。
1911年に帰国し、翌年には浙江省軍政府の省視学として杭州へ赴任する。1913年より省立第五中学の教員と紹興県教育会長を兼任する。1917年北京大学蔡元培に招かれて国史編纂処員に任命され、まもなく文科教授となり、それ以後は北京に在住する。北京大学赴任直後、胡適の言文一致提唱に共鳴し、当時北京の教育部(文科省)にいた魯迅とともに「思想革命」の趣旨を掲げて、雑誌『新青年』を根城に活発な論陣を張った。1923年に兄・魯迅と私的には絶交したが、魯迅の学問と教養について貴重な記録を書き残している。1925年、大学に「東方文学系」という日本文学専攻コースを設置した。
1937年、日本軍が北京に入城した後、北京大学は長沙昆明に移転したが、自身の病弱と係累のために周作人は残留した。1938年5月、日本側が設定した「更生中国文化建設座談会」に出席・発言し、抗戦陣営の中国知識人に衝撃を与え、重慶の論壇を代表する茅盾ら18名連署による「中華全国文芸界抗敵協会」の公開状が発せられた。1939年元旦、自称李なる青年に自宅で狙撃されるが、後でこれは日本軍の手先が脅しに来たものと作人は考えた。同じ年8月に臨時政府の湯爾和の勧誘を受け、北京大学(中国側は「偽」北京大学と呼ぶ)教授と文学院長に就任する。1941年1月「偽」華北政務委員会の常務委員・教育総署督弁に就任し、10月には「偽」東亜文化協議会会長を兼ねる。1943年6月にはさらに「偽」華北総合調査研究所副理事長、1944年5月「偽」華北新報経理と報道協会理事、「偽」中日文化協会理事となる。
1945年に日本が降伏した後の12月に、北京の対日協力者250名の一人として逮捕され、そのうちの12名とともに1946年5月に空路で南京へ送られ、7月に国民政府高等法院で公判に付される。11月16日に「懲役14年」の刑が確定し、減刑嘆願は認められなかった。
1949年に中国共産党の南京解放により出獄し、人民共和国成立後は北京の旧邸において、変則的で自由な蟄居を営むことになる。文化大革命では、「実権派」罪状の中に「漢奸」周作人を庇護厚遇したことが数えられ、魯迅未亡人・許広平の攻撃を受けるという不遇の中で没する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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