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名鉄3600系電車 : ミニ英和和英辞書
名鉄3600系電車[めいてつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [な]
 【名詞】 1. name 2. reputation 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
: [けい]
  1. (n,n-suf) (1) system 2. lineage 3. group 4. (2) type of person 5. (3) environment 6. (4) medical department (suf) 
電車 : [でんしゃ]
 【名詞】 1. electric train 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

名鉄3600系電車 ( リダイレクト:名鉄モ3350形電車 (初代) ) : ウィキペディア日本語版
名鉄モ3350形電車 (初代)[めいてつも3350がたでんしゃ]

名鉄モ3350形電車(めいてつモ3350がたでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)が主に優等列車運用に供する目的で、1940年昭和15年)から1941年(昭和16年)にかけて導入した電車である。名鉄の直流1,500 V電化路線において運用された吊り掛け駆動車各形式のうち、間接自動進段制御器を搭載するAL車に属する。
モ3350形(初代)は3400系「流線」に次いで愛知電気鉄道由来の東部線へ導入された2扉セミクロスシート仕様の優等列車用車両であり〔、制御電動車モ3350形(初代)のほか、同形式の制御車ク2050形、および両運転台構造のモ3350形(初代)を片運転台構造へ設計変更した制御電動車モ3650形が同時に新製された〔。
モ3350形(初代)・ク2050形については、太平洋戦争終戦後に実施された形式称号改訂に際してモ3600形(2代)・ク2600形と形式を変更した〔。形式称号改訂後は、上掲3形式を総称して3600系とも呼称され〔〔、モ3600形(2代)・ク2600形は1987年(昭和62年)まで〔、モ3650形は1988年(昭和63年)まで〔、それぞれ運用された。
以下、本項においては、上掲3形式を総称する場合は「本系列」と記述し、また編成単位の説明に際してはモ3350形(モ3600形)およびモ3650形の車両番号をもって編成呼称とする(例:モ3601-ク2601の2両で組成された編成は「3601編成」)。
== 導入経緯 ==
名鉄は1938年(昭和13年)に、東部線用車両の3400系および名岐鉄道由来の西部線用車両の850系という流線形車両2系列に次ぐ、次期新型車両の新製を計画した〔。直流1,500 V電化の東部線へ導入する車両は3400系(モ3400形・ク2400形)に次ぐ新規形式との意味合いから制御電動車モ3450形および制御車ク2450形と仮称され〔、一方直流600 V電化の西部線へ導入する車両はモ3500形・ク2500形と仮称された〔。各形式とも、将来的な東部線・西部線の統合による東西直通運転を視野に導入が計画されたものであった〔。
このうちモ3450形・ク2450形について、名鉄は1938年(昭和13年)11月に車両設計認可を管轄省庁へ申請した〔〔。この時点でのモ3450形・ク2450形は、名岐鉄道当時に新製された西部線用車両であるモ800形の構体主要設計を踏襲し〔、電気系統のみを直流1,500 V電化対応とした改良型車両として計画された〔。従って認可申請書類に添付された構体設計図面も、モ800形および同形制御車のク2300形(初代)のものがそのまま転用された〔。
しかしその後、豊橋線(東部線の幹線に相当、現・名古屋本線神宮前以東)から小坂井支線を経由して小坂井より豊川鉄道三信鉄道に乗り入れ、飯田に至る直通急行列車の運行計画が浮上したことなどを受けて〔、モ3450形・ク2450形を直通列車運用への充当に相応しい外観と設備を持った車両とするよう計画が変更され〔、両形式は構体・主要機器とも完全新規設計によって製造されることとなった〔。
1939年(昭和14年)5月16日に日本車輌製造本店において作成されたモ3450形の設計図面「組-2-ハ-6081」〔は、前後妻面に貫通扉を設けた貫通構造こそモ800形を踏襲したものの〔〔、溶接工法の採用・窓上補強帯(ウィンドウシル)を省略したノーシル構造・一段上昇式の側窓・車内客用扉間に設置された転換クロスシートなど、3400系にて採用された設計を各部に取り入れたものへ全面的に変更された〔。また、同月19日にはモ3450形の設計を踏襲しつつ片運転台構造に設計変更したク2450形の図面「組-2-ハ-6084」が作成されたほか〔、のちにモ3650形の形式称号が付与される片運転台構造の制御電動車の図面「組-2-ハ-6083」も同日付で作成された〔。さらに、制御電動車へ搭載する制御装置に、当時最新型の多段制御装置であった東京芝浦電気(現・東芝)製の電空油圧カム軸式制御装置を採用することも決定した〔〔。
名鉄は1940年(昭和15年)7月に上記設計変更を反映した設計変更認可を申請〔、同時に仮称モ3450形・ク2450形とされた車両形式についても変更された〔。本系列は、愛知電気鉄道当時に新製された東部線用車両であるモ3300形、モ3300形の片運転台構造版であるモ3600形(初代)、および同形制御車のク2040形、以上3形式の後継形式と位置付けられ〔、両運転台構造の制御電動車はモ3350形、片運転台構造の制御電動車はモ3650形、制御車はク2050形と、それぞれ続番となる車両形式が付与された〔。
上記経緯により、1940年(昭和15年)12月から翌1941年(昭和16年)6月にかけて、モ3350形3351 - 3354、モ3650形3651・3652、ク2050形2051 - 2054の3形式合計10両が東部線へ導入された〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「名鉄モ3350形電車 (初代)」の詳細全文を読む




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