翻訳と辞書
Words near each other
・ 反電子
・ 反電子ニュートリノ
・ 反露
・ 反露デー
・ 反露感情
・ 反面
・ 反面に
・ 反面教師
・ 反面王子
・ 反革命
反革命十字軍
・ 反革命罪
・ 反韓
・ 反韓デモ
・ 反韓感情
・ 反韓流
・ 反響
・ 反響(言)語、反響音声
・ 反響動作
・ 反響回路


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

反革命十字軍 : ミニ英和和英辞書
反革命十字軍[はんかくめいじゅうじぐん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はん, たん]
  1. (n,vs,n-pref) anti- 2. opposite 3. antithesis 4. antagonism 
反革命 : [はんかくめい]
 (n) counterrevolution
: [かわ]
 【名詞】 1. skin 2. hide 3. leather 4. fur 5. pelt 6. bark 7. shell 
革命 : [かくめい]
 【名詞】 1. revolution 
: [めい, いのち]
 【名詞】 1. command 2. decree 3. life 4. destiny 
: [とお]
  1. (num) 10 2. ten 
十字 : [じゅうじ]
  1. (adj-na,n) cross 2. crossed 3. cruciform 
十字軍 : [じゅうじぐん]
 【名詞】 1. Crusades 2. Crusaders
: [じ, あざな]
 【名詞】 1. character 2. hand-writing 
: [ぐん]
  1. (n,n-suf) army 2. force 3. troops 

反革命十字軍 : ウィキペディア日本語版
反革命十字軍[はんかくめいじゅうじぐん]

反革命十字軍(はんかくめいじゅうじぐん)とは、1791年6月にスウェーデングスタフ3世が提唱したフランス革命への軍事干渉の呼びかけである。しかし結果的には、十字軍結成は失敗し、1792年3月にはグスタフ3世も暗殺されて実現することはなかった。
スウェーデンでは、これを反革命政策と言い、後にグスタフ3世の息子グスタフ4世アドルフ親政を開始すると、反革命政策は引き継がれ、ナポレオン戦争への参戦に至る。
== 概要 ==
グスタフ3世が「十字軍」と銘打ったのは、革命によりフランスのカトリック教会弾圧され、司祭らが殺害されるに及び、革命勢力が、反キリストの諸相を呈してきたことが原因だった(反カトリック主義)。さらにフランス国王ルイ16世一家の生命が脅かされるに至り、革命が王国体制を取る国々に脅威を与えることを示唆したために、武力による革命停止をヨーロッパ諸国へと訴えるためであった。
フランス革命勃発当時、スウェーデンはロシア帝国と交戦中であり(第一次ロシア・スウェーデン戦争)、スウェーデンのフランス革命干渉の余力はなかった。しかしグスタフ3世は、フランス王家への強い繋がりから、ロシアとの戦争を切上げ、革命勢力への対抗策を講じ始める。その第一がフランス王妃マリー・アントワネットと関係を持つグスタフ3世の寵臣フェルセン伯爵である。グスタフ3世は、フェルセンの振舞いには懐疑の念を抱いていたが、フェルセンの王妃からの信用を利用し、革命勢力からの王家の脱出を計らせた。1791年6月14日ドイツアーヘンへ向い、脱出成功の報告を待った。しかし国王一家が、ヴァレンヌ事件によって捕えられると、グスタフ3世は、最終手段として、武力による革命阻止を目指すようになる。これが反革命十字軍である。6月20日のヴァレンヌ事件がグスタフ3世に報告されると、直ちに亡命フランス貴族(エミグレ)の支持を得て、反革命軍の結成をヨーロッパ諸国の主要国に持ちかけた。しかし、革命への干渉に逡巡する各国との交渉は難航し、7月末にグスタフ3世は本国に帰国した。
グスタフ3世は、反革命軍への結成を諦めたわけではなかった。革命への干渉は継続され、またロシア皇帝エカチェリーナ2世も反革命軍への賛同の意を示した。グスタフ3世は、スウェーデン・ロシア軍のフランス・ノルマンディー上陸作戦の工作も行った。10月1日には、ロシアとの軍事同盟も締結された。しかしスウェーデン国内での反革命軍結成の賛同者は少数派であった。またロシアも当時、露土戦争を継続しオスマン帝国との戦争を優先していたため、実現化されることはなかった。最終的に反革命の主導者グスタフ3世が、1792年3月に仮面舞踏会において暗殺されたことで、スウェーデン政府は、フランス革命への干渉そのものを停止するのである。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「反革命十字軍」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.