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印南弘 : ミニ英和和英辞書
印南弘[いんなみ ひろし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しるし, いん]
 【名詞】 1. (1) mark 2. (2) symbol 3. (3) evidence 
: [みなみ]
  1. (n,vs) South 2. proceeding south 

印南弘 : ウィキペディア日本語版
印南弘[いんなみ ひろし]

印南 弘(いんなみ ひろし、1902年 - 1938年9月13日)は、日本の映画監督脚本家である〔キネマ旬報社, p.61.〕〔日外, p.69.〕〔''印南弘''、''jlogos.com'', エア、2013年4月12日閲覧。〕〔''印南弘''日本映画データベース、2013年4月12日閲覧。〕〔''印南弘''、日本映画情報システム、文化庁、2013年4月12日閲覧。〕〔''印南弘''東京国立近代美術館フィルムセンター、2013年4月12日閲覧。〕。サイレント映画の時代にモダンな現代劇を得意とした〔。
== 人物・来歴 ==
1902年明治35年)、広島県に生まれる〔〔〔。
日本大学を卒業し、兵庫県西宮市甲陽園にあった東亜キネマ甲陽撮影所に入社する〔〔〔。1927年(昭和2年)1月9日に公開された『黄金の弾丸』で、満24歳で監督に昇進した〔〔〔。同年、阪妻・立花・ユニヴァーサル聯合映画に招かれて秋田伸一を主演に『港の灯』を監督、山口俊雄の主演作『仇討殉情録』の脚本をマキノ・プロダクションで書いたり、山口俊雄が独立して設立した山口俊雄プロダクションで『月形半平太』を監督したが、1929年(昭和4年)には、東亜キネマに復帰した〔〔〔。
1930年(昭和5年)、帝国キネマ演芸に移籍、同社の企画部長は渾大坊五郎、脚本部長は東亜キネマ甲陽撮影所時代に印南の監督デビュー作等の脚本を書いた竹井諒であり、この二人に期待され、印南は順調に監督作を発表した〔〔〔。なかでも1931年(昭和6年)2月13日に公開された『向日葵夫人』は、フランセス・マリオン脚本、ヘンリー・キング監督の『』を髣髴とさせる作品であったといい、清水俊二は「脚色者はフランセス・マリオンをそっくりそのまま復習していたのであつたが、印南弘はしばしばヘンリー・キング以上の瞬間を見せていた」と『映画評論』昭和六年七月号(1931年7月)で評したという〔山本, p.234-235.〕。同年8月28日、同社は新興キネマに改組され、印南は新興キネマに継続入社した〔〔〔。
印南には当時、京都に出てきて蒲団屋を営む母と妹、前妻との間に2女がいたが、1933年(昭和8年)2月8日に公開された『ふらんす人形』に主演した桂珠子と結婚、同年8月3日に公開された『碁盤縞の女』を最後に退社を余儀なくされる〔キネマ旬報社, p.93.〕。桂珠子も1934年(昭和9年)10月11日に公開された『七宝の桂』(監督寿々喜多呂九平)を最後に同社を退社、東京に移り、かねてから移籍の勧誘があった日活多摩川撮影所にそろって移籍した〔〔。しかしながら、当時印南と親交のあった岸松雄によれば、印南は、すでに肺結核を病んでおり、新宿武蔵野館前の屋台で毎日のように酒を飲んでいたといい〔、新興キネマでの最後の作品である『碁盤縞の女』以降の印南の作品歴は見当たらない〔〔。妻の桂は1936年(昭和11年)に出産、1937年(昭和12年)7月1日に公開された『街の旋風』(監督清瀬英次郎)を最後に日活多摩川撮影所を退社、舞台実演に転向、病弱な夫を支えた〔。
1938年(昭和13年)9月13日東京府東京市杉並区和泉町(現在の東京都同区和泉)の自宅で結核により死去した〔〔〔。享年37〔(満36歲没〔)。岸松雄によれば、日活入社第1回作品がようやく本読みにとりかかる時期の死去であったという〔。印南の没後、第二次世界大戦後は、前妻との間の2女はそれぞれ結婚し、桂珠子は東京近郊で医療関係の職業についていたという〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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