翻訳と辞書
Words near each other
・ 代謝性疾患
・ 代謝性窒素
・ 代謝性筋腎症候群
・ 代謝性糞産物
・ 代謝性脳症
・ 代謝性誘導物質
・ 代謝性負荷
・ 代謝性骨疾患
・ 代謝拮抗
・ 代謝拮抗作用
代謝拮抗剤
・ 代謝拮抗物質
・ 代謝拮抗薬(物質)
・ 代謝捕捉
・ 代謝期
・ 代謝核
・ 代謝水
・ 代謝水準
・ 代謝温度曲線
・ 代謝物


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

代謝拮抗剤 : ミニ英和和英辞書
代謝拮抗剤[たいしゃきっこうざい]
antimetabolite
===========================
: [よ, しろ]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 
代謝 : [たいしゃ]
  1. (n,vs) (abbr) renewal 2. regeneration 3. metabolism 
拮抗 : [きっこう]
  1. (n,vs) rivalry 2. competition 3. antagonism
: [こう]
 (pref) anti-
: [ざい]
  1. (n-suf) medicine 2. drug 3. dose
代謝拮抗剤 : ウィキペディア日本語版
代謝拮抗剤[たいしゃきっこうざい]

代謝拮抗剤(Antimetabolite)は、代謝の過程で生成する代謝物質の利用を阻害する物質である。このような物質は、葉酸の利用を阻害する抗葉酸剤のように、しばしば代謝物質と構造が類似している。代謝拮抗剤の存在は、細胞成長細胞分裂を妨げ、細胞にとって有毒であるため、化学療法に用いられる。
==機能==

===癌の治療===
代謝拮抗剤はDNA生産を阻害し、これによって腫瘍細胞の成長と分裂を妨げることから、癌の治療に用いることができる。癌細胞は他の細胞と比べて分裂の期間が長いことから、細胞分裂の阻害は、他の細胞よりも癌細胞により多く害を与える〔Takimoto CH, Calvo E. "Principles of Oncologic Pharmacotherapy" in Pazdur R, Wagman LD, Camphausen KA, Hoskins WJ (Eds) Cancer Management: A Multidisciplinary Approach . 11 ed. 2008.〕。
代謝拮抗剤は、DNAの構成材料であるプリンアザチオプリンメルカプトプリン)やピリミジンを装い、細胞周期S期において、これらの物質のDNAへの取り込みを妨げ、通常の成長や分裂を停止させる。
これらの物質は、RNAの合成にも影響を与える。しかし、チミジンはDNAの合成には使われるもののRNAの合成には使われないため、チミジル酸合成酵素によるチミジン合成の阻害は、RNA合成に対してDNA合成を選択的に阻害する。
その効率性のため、これらの薬剤は、細胞性塞栓として最も広く使われている。
解剖治療化学分類法では、L01Bに分類される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「代謝拮抗剤」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.