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乗数加速度モデル : ミニ英和和英辞書
乗数加速度モデル[じょうすう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

乗数 : [じょうすう]
 (n) multiplier
: [すう, かず]
  1. (n,n-suf) number 2. figure 
: [か]
 【名詞】 1. addition 2. increase 
加速 : [かそく]
 【名詞・動詞】acceleration, accelerate
加速度 : [かそくど]
 (n) acceleration
速度 : [そくど]
 【名詞】1. speed 2. velocity 3. rate
: [ど]
  1. (n,n-suf) (1) degree (angle, temperature, scale,  2. (2) counter for occurrences 3. times 4. (3) strength (of alcohol) 5. (4) (uk) (pref) very 6. totally 

乗数加速度モデル ( リダイレクト:乗数・加速度モデル ) : ウィキペディア日本語版
乗数・加速度モデル[じょうすうかそくどもでる]
乗数・加速度モデル(じょうすうかそくどモデル、)とは、景気循環を説明するモデルである。ハンセン=サミュエルソンの乗数・加速度モデルとも呼ばれる。ポール・サミュエルソン()が発表し、J. R. ヒックス()が発展させた。これはサミュエルソン=ヒックスの乗数・加速度モデルと呼ばれる。
==概要==
乗数・加速度モデルは乗数原理と加速度原理を合わせ、景気循環を説明しようと言うものである。以下はサミュエルソンによる乗数・加速度モデルである。

ただし、
*Y: GDP
*CC_tはt期の消費。Cは基礎消費。
*II_tはt期の投資。Iは独立投資。
*c: 消費性向
*t: t期(時間)
*v: 加速度係数
をそれぞれ指す。
ここで、(1)Y_t=C_t+I_tはt期の国民所得Y_tが消費されるか投資されるかのいずれかであることを示している。(2)C_t = C + cY_はt期の消費C_tがどのように決定されるかを示している。(3)I_t = I + v(Y_-Y_) はt期の投資I_tがどのように決定されるかを示している。(3)式は加速度原理を表している。
(1)、(2)を(3)に代入すると、
という2階差分方程式を得る。これを(4)式とする。
:A \equiv C+I
とおいて、(4)式を整理すると、
(4')式の不動点を求めると、
これを(5)式とする。
(4')式の特性方程式は、
この特性方程式を(6)式とする。(6)式の判別式をDとすると
:D=(c+v)^2 -4v
よって、(c+v)^2 -4vが正のとき実根が存在し、負のとき複素根が存在する。
(6)式の特性根は
:\lambda_1, \lambda_2 = \frac
このモデルで示される経済は、(6)式の特性根が実根の場合、時間とともに単調に発散するか、単調に不動点に収束することになる。このモデルで示される経済は、(6)式の特性根が複素根の場合、変動が存在する。
複素根が存在するとして、これらの複素根を
:\alpha+i\beta ,\alpha-i\beta
と置く。さらに、特性根の絶対値を\rho=\sqrtとすると、
*\tan \theta = \frac
*\alpha =\rho \cos \theta
*\beta =\rho \sin \theta
となる。これらの式から、
:\lambda_1 =\rho( \cos \theta+ \sin \theta)
:\lambda_2 =\rho( \cos \theta- \sin \theta)
同次部分の一般解を求めると、
:a_1\lambda^t_1+a_2\lambda^t_2 =2k\rho^t \cos(t \theta + \varepsilon)
(6)式の特性根の式から、
:\alpha=\frac
:\beta=\frac
なので、
:\rho=\sqrt
となる。このとき、v<1ならば解の軌道は時間とともに振動しながら不動点に収束し、v>1ならば解の軌道は時間とともに振動しながら発散する。
このサミュエルソンの乗数・加速度モデルの特性方程式が複素根を持つ場合に対して、J. R. ヒックスは床と天井の概念を導入した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「乗数・加速度モデル」の詳細全文を読む




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