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一般意志 : ミニ英和和英辞書
一般意志[いっぱんいし]
【名詞】 1. the general will 2. volonte generale
===========================
: [いち]
  1. (num) one 
一般 : [いっぱん]
  1. (n,adj-no) general 2. liberal 3. universal 4. ordinary 5. average 
一般意志 : [いっぱんいし]
 【名詞】 1. the general will 2. volonte generale
意志 : [いし]
 【名詞】 1. will 2. volition 
: [こころざし]
 【名詞】 1. will 2. intention 3. motive 
一般意志 : ウィキペディア日本語版
一般意志[いっぱんいし]
一般意志(いっぱんいし、フランス語:Volonté générale、英語:General will)とは、社会の全ての人に共有される意志フランス哲学者ジャン=ジャック・ルソー1762年に発表した『社会契約論』のなかで提唱した概念である。
国民市民の意志とは何であり、それが政治に反映されるとはどういうことであるかという疑問の解決になった。これを発見するまでの過程は自由討論であり、そこから全ての人にとって自分の問題でもあり全員の問題でもある事項が導き出され、それが一般意志となる。だが、これはあくまで全員に共通する意志であり、個人の事情や利害の総体ではない。全ての人が個人的な特定の事情をこの場限りで捨て去った時こそ共通の意志が明らかとなり、この共通の意志だけを頼りに社会が成立する。この社会の秩序はこの一般意志のみを根拠とした主権の力であり、こうして個人と社会と主権が全く対立することなく重なり合う局面となる。
== 概要 ==
ルソーは個人の自由を主張した思想家であると同時に、個人と国家の絶対的な融合を主張している。この二つの主張を結びつける際、彼の造語である「一般意志」は大きな意味を持つ。
『社会契約論』のなかでも、「一般意志はつねに正しく、つねに公の利益を目ざす」ことを確認する文言から始まる第二篇第三章において、ルソーは、「特殊意志」(各個人の意志)と「全体意志」(特殊意志の総和、全体の総意)という概念とわけて、それらとは別に「一般意志」があるのだと主張している。それはつまり、「特殊意志」の総和である「全体意志」は私の利益をこころがけている点である。「公の利益」とは、「公共の利益」や「全体の利害」とも説明される。また同章おいて、「一般意志」は、単純な「特殊意志」の和ではないが、そのそれぞれの「特殊意志」から、相殺しあう過不足を除けば、「相違の総和」としての「一般意志」が残るのだと説明している。このように、無論、選挙の投票によって得られる意志や、議会での政党間の合意などで得られる意志は、「一般意志」ではない。「一般意志」は政治家の意志でもない。ルソーは、『社会契約論』の全体を通して、「一般意志」への絶対服従を説いている。
また、ルソーは『社会契約論』第二篇第七章において、「一般意志」を取り出す仕組みとしての「立法者」なる概念を提示している。
このように、「一般意志」は非常にわかりにくい概念であり、長年多くの学者研究者によって様々な検討がなされてきた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「一般意志」の詳細全文を読む




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