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レセスヴィント ( リダイレクト:レケスウィント ) : ウィキペディア日本語版
レケスウィント

レケスウィントRecceswinth〔It is spelled ''Recceswinth'' in the Encyclopædia Britannica, vol. 7, p.328: ''"Liber Judiciorum"''. Chicago, 1989.〕, または''Reccesuinth'', ''Recceswint'', ''Reccaswinth'', ''Recdeswinth'', 、スペイン語, ガリシア語ポルトガル語:''Recesvinto'' , ラテン語:''Reccesvinthus'')は、西ゴート王。レケスヴィントレセスウィントとの表記もされる。649年から672年までトレド王セプティマニアおよびガリシア王でもあった。649年より父キンダスウィントとの共同統治王となり、653年より単独統治を開始した。
レケスウィントの治世初期、父王時代の弾圧で国を追われバスク人の元へ逃亡していた西ゴート貴族、フロイの反乱が起こった。フロイとバスク人たちはエブロ川谷を荒らしまわり、教会を略奪し、聖職者を殺害した。さらにはサラゴサの町を包囲した。レケスウィントは反撃し、サラゴサの包囲を破り、フロイを殺害した。
彼は父王とは違う考えを持ち、キンダスウィントの行った苛烈な抑圧によって生じた問題を解決しようとした。レケスウィントは教会とはさらなる調和を望み、ユダヤ人には厳しく接し、貴族たちへの制限の緩和を行った。654年以降、レケスウィントはアラリック法典(en)に替わる法典の公布という責任を負った。彼は属人法を廃して(これまで、ゴート人にはエウリック法典が、ヒスパノ=ローマ人にはアラリック法典が適用されていた)、王国内にいるゴート人とヒスパノ=ローマ人双方が守るべき慣習法を定めた。これが西ゴート法典en)である。
また、レケスウィントは全国民の犠牲で王の宝庫を倍増させようとする試みを防いだ。653年に行われた第8回トレド教会会議では、レケスウィントの指導と権威のもとでこう述べられた。
一方で、この第8回トレド教会会議では、歴代の王たちが非合法に獲得した財産の多くを適切であるとしたが、『これらの財産は王国に帰属すべきで、王個人のものではないのではないか。』とする司教の疑問を無視した。これらの事柄が大きな議論を巻き起こし、権力を持たず多くのことができなかった司教は、教会会議の議事に不満を表明した。
レケスウィントは高位判事の一人でもあり、法の施行を委託されていた。この教会会議以降、王政は法制によって行われ、どんな法令の発行も法にのっとって決議された。
672年、レケスウィントはバリャドリッド近郊のゲルティコス(Gérticos)で没した。以後この町は、レケスウィントの後継者であるワムバの名をとり、ゲルティコス・ワムバと呼ばれるようになった。
==対ユダヤ人政策==
キンダスウィント時代に緩められた反ユダヤ人政策は、レケスウィントの時代に再び強められた。彼はユダヤ人を含む全ての異端者たちに、王国から立ち去るよう宣告した。また、ユダヤ人はキリスト教徒として洗礼を受けさせてはならず、過ぎ越しの祭りを祝ったり安息日を守ってはならないと命令した。ユダヤ人たちは断食が守れず、キリスト教徒への不利な証言もできなかった。これら禁令を破れば、火あぶりか石打ちの刑を科せられた。
この抜本的な法律が果たしたのは、王国の臣民の凋落を等しく生み出したことだった。ユダヤ教の信仰を保った者、またはユダヤ教に再改宗した者を手助けした者は全て破門し、その財産の1/4を没収したのである。
レケスウィントの政策は一般的に、スペイン内のユダヤ人を全員国外へ排除しようとした初の体系的な試みだとみなされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Recceswinth 」があります。




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