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ラエ・サラモアへの空襲 : ミニ英和和英辞書
ラエ・サラモアへの空襲[らえ さらもあへのくうしゅう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
空襲 : [くうしゅう]
  1. (n,vs) air-raid 

ラエ・サラモアへの空襲 : ウィキペディア日本語版
ラエ・サラモアへの空襲[らえ さらもあへのくうしゅう]

ラエ・サラモアへの空襲(ラエ・サラモアへのくうしゅう)とは、太平洋戦争初期の1942年(昭和17年)3月10日にニューギニア島東部のラエおよびサラモアへの上陸および占領を行った日本軍に対して、本来はラバウル攻撃を企図していたアメリカ海軍機動部隊が奇襲を仕掛け、ラエとサラモア沖に展開していた日本軍艦船に大打撃を与えた戦闘である。6月5日のミッドウェー海戦以前において、アメリカ機動部隊の攻撃によって受けた被害としては最大のものであり、南東方面における作戦進行に遅れをもたらす結果となった。日本軍はその痛手にもかかわらずラエとサラモアの航空基地を確保し、ポートモレスビー作戦の支援にあたった。
本項では3月10日の空襲を軸に、ラエとサラモアの攻略が開始された3月8日から、ラエからの航空作戦が開始された3月13日までの間の出来事とその背景を中心として解説する。
==背景==

===日本軍===
ラエおよびサラモアは、開戦前の昭和16年9月に行われた図上演習の段階で航空基地の存在が知られていた〔#戦史49 p.103〕。しかし、第一段作戦でラバウルを占領しても〔#戦史49 pp.103-104〕、外縁にあたるラエとサラモアを押さえておかないと南方および南西方面からの脅威にさらされるため〔#木俣軽巡 p.151〕、南東方面を担当する第四艦隊は図上演習において、ラバウルに加えてラエおよびサラモアの占領を主張したが、採用されなかった〔。その背景として、一つには連合艦隊が第四艦隊に命じた攻略命令が、具体的な攻略要地を記さない抽象的なものであり、連合艦隊先任参謀黒島亀人大佐は戦後の回想で「なにぶんそのころは同方面の兵要資料も信頼の置けるものはほとんどなく、はっきり計画を立てることができないので、おおよその腹案程度であったと思う」と証言している〔#戦史49 p.104〕。また、第一段作戦はあくまで南方作戦がメインで、南東方面は「裏街道」とみられていたこと〔、南方作戦関連の現実的問題として兵力が十分ではなかったことがある。実際、南海支隊は、が終わればパラオに移って南方作戦に加わる予定であった〔#戦史49 p.106〕。
しかし、開戦が現実のものになることがほぼ確定した段階の11月15日に開かれた大本営政府連絡会議において戦争の早期終結に関する検討が行われ、そのうち対オーストラリア戦に関しては、いわゆる米豪遮断作戦で離間を狙う方針が決定した〔#戦史49 p.105〕。開戦後には、南方軍から大本営に対しても米豪遮断作戦の必要性が説かれるようになり、また南方作戦も予想よりはるかに上回る速さで進捗していたこともあって、1942年(昭和17年)1月4日に南海支隊のパラオ移動が取り消され、代わって南東方面攻略への準備が指示された〔。海軍側も開戦後に第二段作戦の検討に入り〔、1月10日の図上演習では第四艦隊側から、「「ラバウル」ノミ奪ッテモ役ニ立タヌ」ゆえにラエおよびサラモアの占領が再度主張された〔。またラバウル攻略の際の1月21日に第一航空艦隊にラエおよびサラモアを空襲させていた〔#木俣空母 p.126〕。そして、ラバウル攻略後の1月29日にいたり、大本営は連合艦隊に対し、陸海軍共同でニューギニア、ソロモン諸島方面の攻略を指令〔#戦史49 pp104-105〕。ここで初めてラエおよびサラモアの占領がポートモレスビーおよびツラギ島とともに具体的な攻略目標として確定した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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