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ヨーロッパコウイカ : ミニ英和和英辞書
ヨーロッパコウイカ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヨーロッパコウイカ : ウィキペディア日本語版
ヨーロッパコウイカ[ちょうおん]

ヨーロッパコウイカ(欧羅巴甲烏賊、''Sepia officinalis'')は、最も大きく、そして最も有名なコウイカである。外套膜の大きさは49cm程度、重さは4kgになる〔Reid, A., P. Jereb, & C.F.E. Roper 2005. Family Sepiidae. ''In:'' P. Jereb & C.F.E. Roper, eds. ''Cephalopods of the world. An annotated and illustrated catalogue of species known to date. Volume 1. Chambered nautiluses and sepioids (Nautilidae, Sepiidae, Sepiolidae, Sepiadariidae, Idiosepiidae and Spirulidae)''. FAO Species Catalogue for Fishery Purposes. No. 4, Vol. 1. Rome, FAO. pp. 57–152.〕。亜熱帯地域の海のものは比較的小さく、30cmを超えることは稀である〔Roper C.F.E., M.J. Sweeney & C.E. Nauen 1984. ''Cephalopods of the world''. Food and Agriculture Organization, Rome, Italy. Vol. 3, p. 277.〕。
ヨーロッパコウイカは、少なくとも地中海北海バルト海に自生するが、亜種は南アフリカにも生息している。水深200m程度の砂や泥の海底に住む。他の多くのコウイカと同様に、浅い海で産卵する〔Norman, M.D. 2000. ''Cephalopods: A World Guide''. ConchBooks.〕。
==捕食者と餌==

ヨーロッパコウイカは、アンコウメカジキのような〔Hernández-Garcia, V. 1995. The diet of the swordfish ''Xiphias gladius'' Linnaeus, 1758, in the central east Atlantic, with emphasis on the role of cephalopods. ''Fishery Bulletin'' 93: 403-411.〕〔Royer, J., M.B. Santos, S.K. Cho, G. Stowasser, G.J. Pierce, H.I. Daly & J.-P. Robin. 1998. Cephalopod consumption by fish in English Channel and Scottish waters. International Council for the Exploration of the Sea: The impact of Cephalopods in the Food Chain and Their Interaction with the Environment, CM/M: 23.〕大型の魚〔Le-Mao, P. 1985. Place de la seiche ''Sepia officinalis'' (mollusque, Cephalopoda) dans les chaines alimentaires du golfe Normano-Breton. ''Cah. Biol. Mar.'' 26(3): 331-340.〕やクジラ〔に捕食されることが知られている。
また、天然では硬骨魚綱カイアシ類甲殻類イカ腹足綱二枚貝ヒモムシ貝虫亜綱等の様々な動物を捕食している〔Boletzky S.v. & R.T. Hanlon. 1983. A Review of the Laboratory Maintenance, Rearing and Culture of Cephalopod Molluscs. Memoirs of the National Museum of Victoria: Proceedings of the Workshop on the Biology and Resource Potential of Cephalopods, Melbourne, Australia, 9–13 March 1981, Roper, Clyde F.E., C.C. Lu &F.G. Hochberg, ed. 44: 147-187.〕。
2008年の研究で〔Anne-Sophie Darmaillacq, Clemence Lesimple, and Ludovic Dickel. 2008. Embryonic visual learning in the cuttlefish, ''Sepia officinalis''. ''Animal Behaviour'' 76: 131–134〕、ヨーロッパコウイカはの段階で視覚的に最初に見た獲物を、成長してからも好む傾向があることが明らかとなった。例えば一般的には、ヨーロッパコウイカはカニよりもエビを好むが、胚の段階で最初にカニと出会った個体は孵化後エビよりもカニを多く捕るようになる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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