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ユト・アステカ語族 : ミニ英和和英辞書
ユト・アステカ語族[ゆとあすてかごぞく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 
語族 : [ごぞく]
 (n) family of languages

ユト・アステカ語族 : ウィキペディア日本語版
ユト・アステカ語族[ゆとあすてかごぞく]
ユト・アステカ語族 (Uto-Aztecan、ウト・アステカ語族とも)とは、アメリカ先住民語族アメリカ・インディアン諸語)のひとつである。アメリカ大陸で最大かつもっとも明確な言語集団のひとつとされる。
ユト・アステカ語族は、アメリカ西部にあたる「大盆地Great Basin)」地方、すなわち、オレゴン州アイダホ州モンタナ州ユタ州カリフォルニア州ネバダ州アリゾナ州から
メキシコ西部および中部、南部の一部、すなわちソノラ州チワワ州ナヤリット州ドゥランゴ州ハリスコ州ミチョアカン州ゲレロ州サン・ルイス・ポトシ州イダルゴ州プエブラ州ベラクルス州モレーロス州メキシコ州、さらには中央アメリカの一部(エルサルバドルピピル族や滅亡してしまったが、グアテマラホンジュラスなど)に見出すことができる。
==分類の歴史==
ユト・アステカ語族に共通する類似性はJ.C.E.ブッシュマンによって報告されているが、ブッシュマンは、アステカ語派と北方のユト・アステカ語の遺伝的なつながりを認識することができなかった。
その代わりにアステカと接触して影響を受けた二つの部族の類似性を指摘した。ブリントンが、ユト・アステカ語族という概念を1891年につくって、アステカの言語がそこに位置づけられるとした。
しかしながら、ブリントンのこの考え方は議論の余地が大きかったため、ポウウェルが行なった1891年の分類では、否定されている。
ユト・アステカ語族は、1900年代初頭に言語学上の組織的な研究によって概念として確立された。
アルフレッド・クローバーは、()との関係を明らかにし、エドワード・サピアは、ポウウェルがアメリカ先住民の言語の比較検討して記述することなしに、独創的に概念化したソノラ語派とショーショーニー語派とのつながりを証明してみせた。

多くの問題は、ユト・アステカ語族の下位範疇に属するグループについて議論の対象にしないことに起因している。6つのグループは、普遍的に妥当とされ受け入れられている。ヌミック語派、ピーマ語派、タラウマラ・カイタ語派、コラ・ウィチョール語派、アステカ語派、およびそのどのグループにも属さないテュバテュラバル語ホピ語である。
高位のレベルでは、それらのグループの関係について議論がある。 ソノラ語派(ピーマ語、タラウマラ・カイタ語、コラ・ウィチョール語)とショーショーニー語派(ヌミック語、タチック語、テュバテュラバル語、ホピ語)があることが19世紀にはじめて提唱されたが、多くの研究者がそれを受け入れなかった。
ユト・アステカ語族については、語族を超えた超語族の中に含めるべきだと考える提案する言語学者もいる。ベンジャミン・ウォーフがユト・アステカ語族をアステカ・タノ語族の中のカイオワ・タノ語族に関連付けることによってこの考えを支持している。リリー・キャンベル及び近年の専門家の多くは、この仮説を肯定的に受け止めている。しかし、なんら証明がなされているわけではない。ジョセフ・グリーンバーグは、ユト・アステカ語族は、エスキモーアリュートと北米のディネを除く広義でのアメリカ先住民のうち、中米先住民のカイオワ・タノ語族と、オト・マンゲ語族を含めたものとして位置付けたが、批判や議論がある。メリット・ローレン(1991)は、中米先住民は、北米や南米の先住民のどの集団よりも早く分岐していると論じている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ユト・アステカ語族」の詳細全文を読む




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