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モルヴィッツの戦い : ミニ英和和英辞書
モルヴィッツの戦い[もるヴぃっつのたたかい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

モルヴィッツの戦い : ウィキペディア日本語版
モルヴィッツの戦い[もるヴぃっつのたたかい]

モルヴィッツの戦い(モルヴィッツのたたかい、)は、オーストリア継承戦争初期の1741年4月10日プロイセンオーストリアとの間で行われた会戦である。プロイセン軍が勝利した。この戦いは本継承戦争で一番初めに実施された会戦であり、この戦いでプロイセンがオーストリアを破ったことで、プロイセンが列強の地位に上ったことを諸外国に印象付けた。
== 背景 ==
1740年12月、神聖ローマ皇帝カール6世の死去を契機として突如シュレージエンに攻め込んだフリードリヒ大王率いるプロイセン軍は、わずか1カ月半の作戦でもって、グローガウ、、ナイセの三要塞とのメーレン国境沿い地域を除く全シュレージエンの制圧に成功した。
マリア・テレジアは大王のシュレージエンを引き渡せば味方になろうという誘いを断り、メーレンのオルミュッツに軍を集結させて指揮官のナイペルクにすみやかな反撃を命じた。大王は要塞攻略に部隊を割く一方で、自身はにあってメーレンからの攻撃を警戒していたが、オーストリア軍の行動開始は雪解け後との観測を持っていたので部隊を分散させたままだった。
ナイペルク軍は、まだ雪の深いこの時期に山地を踏破してに出、抵抗を受けずにシュレージエンに入ることに成功した。オーストリア軍の展開したフザール部隊によってプロイセン軍の警戒部隊は活動を制限されており、大王は山を越えられた後にナイペルク軍の行動を知った。大王は上シュレージエンに広く展開していた諸部隊をただちに集結させるとともに、ナイセとブリークの包囲部隊に撤収して本隊へ合流を図るよう命じた。大王はさらにでからの侵入を警戒していたの部隊にも駆けつけるよう指示を送ったが、すでにグラーツからレントゥルスの騎兵部隊がナイセ方面に侵入していて、命令が届かなかった。
4月5日、ナイセの救援に成功したナイペルク軍はそのまま北上してブリークとも連絡をつけることに成功すると、今度は西進してプロイセン軍と本国との連絡を完全に断つことを目指し、最終的な目標であるブレスラウの手前にあるプロイセン軍の基地、へ向かった。オーストリア軍を急追するプロイセン軍は友軍との合流を重ねて4月8日西岸に渡り、オーラウを救うべくナイペルク軍との会戦を企図していた。積雪のために両軍とも機動が迅速でなく、お互いその行動には時間がかかった。また4月以降シュレージエンは天候が悪化してしばしば吹雪に見舞われており、その結果両軍の騎兵斥候はともに敵を見失い、両指揮官は相手の正確な位置を把握していなかった。
4月9日、ナイペルク軍はブリーク南西村に到着し、そこを中心として数ヵ村に宿営した。ナイペルクはプロイセン軍がどのあたりまで近づいているのか判らず、接近してくるにしてもまだ1日2日の余裕はあると考えていた。オーストリア軍は要塞救出を最優先して冬の山越えを行い、そのまま貧弱な補給で行軍を続けたから兵が疲労しており、プロイセン軍の接近を受ける前に兵士に休息を与えようとナイペルクは考えた。が、実際にはプロイセン軍はすぐそこ、モルヴィッツ南東の村にいた。
プロイセン軍のほうでも雪中行軍のために兵は疲労し、敵の封鎖線のためにオーラウと連絡を付けられず、またホルシュタイン=ベックとの合流に失敗するなど状況は必ずしも芳しくなかったが、大王はオーストリア軍を攻撃する意思を固め、準備を重ねていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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