翻訳と辞書
Words near each other
・ モリエサトシ
・ モリエンテス
・ モリエ・エ・マー
・ モリエール
・ モリエール (列車)
・ モリエール 恋こそ喜劇
・ モリエールの医者諷刺
・ モリエール劇団
・ モリエ=エ=マー
・ モリオ
モリオネ
・ モリオリ人
・ モリオリ族
・ モリオン
・ モリオンド・トリネーゼ
・ モリオ・ムスカート
・ モリカミ・ミュージアム
・ モリカミ博物館
・ モリカミ美術館
・ モリガン


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

モリオネ : ウィキペディア日本語版
モリオネ
モリオネ(, )、あるいはモリオニダイ(, )は、ギリシア神話の人物で、エーリス地方の英雄である。
アクトールの妻モリーオネー海神ポセイドーンの2人の子供エウリュトスとクテアトスを指す。モリオネは双生児か、あるいは1つの身体に2つの頭を持つ結合双生児で、一説にから生まれたといわれる〔イービュコス断片2(カール・ケレーニイ『ギリシアの神話 英雄の時代』p.225)。〕。モリオネモリオニダイは母モリーオネーにちなんだ呼び名で、アクトールにちなんでアクトリオーネーアクトリダイとも呼ばれる。
彼らはデクサメノスの双子の娘たちと結婚し、エウリュトスはテーライポネーとの間にタルピオスを、クテアトスはテーロニーケーとの間にアムピマコスをもうけた。タルピオスはヘレネーの求婚者の1人で、後にアムピマコスとともにトロイア戦争に参加した〔パウサニアス5巻3・3、3・4。〕。
== 神話 ==

=== 少年時代から青年時代 ===
エーリスがピュロス王ネーレウスと戦争したとき、モリオネは少年だったにもかかわらず戦車に乗って参加した。しかしネーレウスの子ネストールに討たれそうになり、ポセイドーンが2人をで包んで救い出した〔『イーリアス』11巻706~761。〕。彼らは成長すると優れた戦士となり、アクトールの領地を継いでエーリスの支配者の1人となった。エーリス王アウゲイアースは家畜小屋の清掃の報酬でヘーラクレースと対立し追い払った後に、報復に備えてモリオネたちやアマリュンケウスと同盟を結んだ〔パウサニアス5巻1・9~1・11。〕。アマリュンケウスの葬礼競技ではモリオネは戦車競走の種目で優勝し、ネストースが勝利を独占するのを阻止した〔『イーリアス』23巻624~650。〕。またカリュドーンの猪狩りに参加したともいわれる〔オウィディウス変身物語』8巻。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「モリオネ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.