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モホリ=ナジ・ラースロー : ミニ英和和英辞書
モホリ=ナジ・ラースロー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

モホリ=ナジ・ラースロー : ウィキペディア日本語版
モホリ=ナジ・ラースロー[ちょうおん]

モホリ=ナジ・ラースロー(''Moholy-Nagy László'' 、ˌnɒɟ ˈlaːsloː 1895年〔『アサヒカメラ1967年8月号』p.208。〕7月20日 - 1946年11月24日)はユダヤ系ハンガリー人写真家画家タイポグラファー美術教育家。「モホイ」という表記も見かけるが、これは綴りに対する誤解に基づくもので正しくは「モホリ」である(#表記について参照)。本名はヴェイス・ラースロー(''Weisz László'' )。国を越えて美術の世界で活躍して、影響を与えた。
== 経歴 ==
ハンガリーのバーチ・キシュクン県(''Bács-Kiskun megye'' )バヤ郡(''bajai járás'' )バーチボルショード村(''Bácsborsód község'' )生まれ。ブダペシュト大学で法律を学んだが第一次世界大戦に出征して手に負傷して帰還した。当時の戦友は「彼は詩人であり、壕のなかで詩をつくり、戦争を嫌って泣いていた。手の負傷もおそらく彼の帰還を願う心が、自らつくった行為であろう」と言っている〔。
その後絵画を研究した立体派や表現派に興味を持ち、前衛雑誌『A Tett』に参加したり、(''Kassák Lajos 、1887年 - 1967年 )のグループの前衛雑誌『』に参加する〔などして、すでに構成主義的な芸術表現を志向していた(ハンガリー・アヴァンギャルド)。
政治的流動化(、、ハンガリー・ルーマニア戦争)のためにドイツ亡命した後は美術家として数年活動したのち、ヴァルター・グロピウスと出会った。、1923年教授となり、写真を中心に建築、工芸、絵画、彫刻、舞台装置など広い分野にわたって制作活動を行なった。写真タイポグラフィを積極的に基礎教育に取り入れるなど革新的なアイデアを用い、バウハウスの教育方針に影響を与えた。バウハウス叢書の1冊として1925年に刊行された『絵画・写真・映画』(''Malerei, Fotografie, Film'' )は美術界に大きな影響を残した。1928年にバウハウスを辞してベルリン、アムステルダム、ロンドンで美術評論やデザイン活動を行なった〔。
シカゴにニュー・バウハウスを設立し、バウハウスのデザイン教育理念を新天地アメリカに根付かせようと奔走、1944年にはシカゴデザイン研究所en)に発展させた。ここでの教育方式はイリノイ工科大学に引き継がれ、石元泰博をはじめ日本人も多く学んだ〔。彼はこの地で志半ばで白血病により死去することとなったが、理念は現在まで残っている。
写真家としては、前衛的かつ実験的なフォトグラムフォトモンタージュなどの写真作品を多く制作し、ドイツ新興写真(ノイエ・フォト)の雄の1人として世界に名を馳せた。バウハウスにおいて写真の分野が隆盛を誇ることができたのも、モホリ=ナジによる積極的な作品の発表に拠るところが大きい。
1946年死の直前に『動きのなかの視覚』(''Vision in Motion'' )を出版、視覚芸術に関する名著として知られる。写真に関しても記述があるが、『絵画・写真・映画』の構成主義的合目的性よりもより社会的、心理学的な要素が大きくなっている〔。
ナジの所説の影響はアンリ・カルティエ=ブレッソンの初期作品、エルンスト・ハースによる写真の創造性と詩の関連における思考に見られる〔。
現在、ハンガリーには彼の名前を冠した国立モホリ=ナジ芸術大学(''Moholy-Nagy Művészeti Egyetem'' )がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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