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メンブレノーム : ミニ英和和英辞書
メンブレノーム[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

メンブレノーム : ウィキペディア日本語版
メンブレノーム[ちょうおん]
メンブレノーム (Membranome)という用語は、対象に応じて異なる定義が存在する。
(1) メンブレノーム (Membranome) (細胞内小器官に基づく定義)は、特定の細胞に存在する生体膜群の組合せに関する情報総体を指す。英国の生物学者 Thomas Cavalier-Smithにより、表現型としての生体膜形態の分類を議論するために提案された〔 "Membranome and Membrane Heredity in Development and Evolution" by Thomas Cavalier-Smith, in Organelles, Genomes and Eukaryote Phylogeny An Evolutionary Synthesis in the Age of Genomics Editors: Robert P. Hirt; David S. Horner ISBN: 978-0-415-29904-6 〕。細胞質膜あるいは細胞内小器官を構成する生体膜の組成・形態に基づいて、細胞の進化の過程が議論されている。
(2) メンブレノーム (Membranome) (膜タンパク質に基づく定義)は、膜タンパク質の情報総体、あるいは、Membrane-ProteomeならびにLipidomeの組合せによる情報総体としても使用される〔Ghosh, D., Beavis, R.C., Wilkins, J.A. "The identification and characterization of membranome components." ''J. Proteome Research'', 7(4), 1572-1583 (2008)〕〔http://www.membranome.com〕。主として、膜タンパク質の構造・機能に着目されており、周辺に存在する脂質による効果が議論されている。
(3) メンブレノーム (Membranome) (二分子膜に基づく定義) は、生体膜やそれを模倣した二分子膜分子集合体(ベシクルなど)、ならびに、複数膜から成るシステムの構造・機能に関する情報総体である〔"メンブレン・ストレスバイオテクノロジー",''生物工学誌'',5, 191 (2004)〕〔http://www.membranome.jp〕。生体膜・ベシクルは、(a)通常の条件では安定で、(b)潜在的な機能を保持し、(c)環境に応答してダイナミックに機能を誘導するなどの特徴がある。メンブレノーム研究では、個々の分子では誘導されず、二分子膜を構成する分子集合体上で誘導される特徴に着目し、化学的・生物物理学的な基礎研究から工学的応用まで検討されている。

== 脚注 ==




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「メンブレノーム」の詳細全文を読む




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