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ムランジェ山 : ミニ英和和英辞書
ムランジェ山[むらんじぇさん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 

ムランジェ山 : ウィキペディア日本語版
ムランジェ山[むらんじぇさん]

ムランジェ山(Mount Mulanje)またはムランジェ山塊(Mulanje Massif)は、マラウイ南部州に位置する巨大な残丘である。およそ640km²の面積を擁する〔Eastwood, F., 1979. Guide to the Mulanje Massif. Lorton Communications, Johannesburg 1-147.〕とともに、最も海抜の高いサピータピーク(Sapitwa Peak)地点は標高3002mを誇る。なお、ムランジェ山はマラウイ国内および中央アフリカ地域における最高峰である〔J S Beard, Geography, environment and flora of Mt Mulanje, Central Africa, Journal of the Royal Society of Western Australia, 80(3), September 19 - P189〕〔 4 page〕。
== 概要 ==
ムランジェ山はマラウイ湖から南におよそ200kmの場所に位置し、の栽培で有名なムランジェ県とパロンベ県の間、平均標高700mの平野にそびえ立っている。山の大部分は標高1800mから2200mの盆地で草原地帯となっており〔http://whc.unesco.org/en/tentativelists/1419/ Mulanje Mountain Biosphere Reserve〕、それに加えていくつかの深い森林に覆われた峡谷が存在する。個々の山々の標高は大半が2500m以上であるが、その中でも特にチャンベピーク(Chambe Peak)西側の山壁はロッククライミングが必要な垂直距離に関してアフリカで最長を誇る。
この山は、およそ130万年前に大地溝帯に沿った地殻運動によるマグマの押出しにより形成され〔、その後、長い時間をかけて周囲の岩が浸食を受けた結果、浸食に耐えたムランジェ山の火成岩が現在の形で残ったものであると考えられている。ヨーロッパ人によるこの山の最古の報告は、1859年にデイヴィッド・リヴィングストンが行ったものであるが〔Shaw, 1985 P. Shaw, Late Quaternary landforms and environmental change in northwest Botswana: the evidence of Lake Ngami and the Mababe Depression, Transactions of the Institute of British Geographers 10 (3) (1985), pp. 333–346. 〕、現在では考古学的な調査から石器時代以前から人類がこの山を訪れていた証拠が発見されている〔Crossley et al., 1984 R. Crossley, S. Davison-Hirschmann, R.B. Owen and P.A. Shaw, Lake level fluctuations during the last 2000 years in Malawi. In: J. Vogel, Editor, Late Cainozoic Palaeoclimates of the Southern Hemisphere, A.A. Balkema, Rotterdam (1984), pp. 305–316.〕〔David S.G. Thomasa, b, Richard Baileya, Paul A. Shawd, Julie A. Durcanc and Joy S., SingarayerQuaternary Science Reviews, Volume 28, Issues 5-6, March 2009, Pages 526-539.〕。
またムランジェ山は、2000m以上という標高の高さにより、上空の気流を遮ることで雨雲の形成を誘発し、山地に雨を降らせることで、マラウイの国土を流れる9本の恒常河川や多くの小川を形成する重要な水源にもなっている〔Mulanje Mountain Conservation Trust - Introduction 〕。
さらに、森林に覆われたこの山の斜面は、かなりの規模の木材産業を育んでいることでも知られる。かつてはリクブラ林業駅(Likhubula Forestry Station)と呼ばれる木材を高原の下へ輸送するロープウェイが存在したが、現在では施設が荒廃したために人力作業で山から木材を下ろしている〔 19 page〕。
ムランジェ山はハイキング登山のスポットとして人気があり、山内の数箇所には山小屋も置かれている。なお、この山で最も標高の高いサピータピークが攻略されたのは1894年のことである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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