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ミッドウェー島砲撃 : ミニ英和和英辞書
ミッドウェー島砲撃[みっどうぇーとうほうげき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [しま]
 【名詞】 1. island 
: [ほう]
  1. (n,n-suf) gun 2. cannon 
砲撃 : [ほうげき]
  1. (n,vs) bombarding 2. shelling 3. bombardment 

ミッドウェー島砲撃 : ウィキペディア日本語版
ミッドウェー島砲撃[みっどうぇーとうほうげき]

本項でのミッドウェー島砲撃(ミッドウェーとうほうげき)とは、太平洋戦争開戦日の1941年(昭和16年)12月8日(アメリカ時間12月7日)に、真珠湾攻撃に呼応して行われた戦闘である。第一航空艦隊南雲忠一中将)の援護でミッドウェー島の機能を一時的に封じるため2隻の駆逐艦をもって砲撃を行い、反撃が始まる前に避退に成功した。しかし、その後のミッドウェー島の「取扱い」について意見が分かれ、散発的な戦闘があったのち、最終的には1942年(昭和17年)6月5日のミッドウェー海戦の敗北に至る。
==背景==
ミッドウェー島は1867年にアメリカ領となったが、軍事面との縁ができたのは1903年に海軍省の管轄下で海底電信施設が建設が行われたころからで、施設防衛のために海兵隊が派遣されたころからである〔#戦史43 p.564〕。しかし、日本の委任統治下にあった南洋諸島と同様に、ワシントン海軍軍縮条約の取り決めで本格的な施設建設はできなかった〔。1934年、無条約時代を見越したアメリカはパンアメリカン航空に中継基地を建設させ、間接的に軍事的価値があるかどうかを再確認させた〔。無条約時代が到来すると軍事施設の整備に本腰を入れ始め、飛行艇と海兵隊を常駐させて航空基地としての一歩を築いた〔#戦史43 p.565〕。サンド島とイースタン島の間を爆破して水路を構築したのもこのころで〔、ミッドウェー島の基地としての価値にお墨付きを与えたのは、少将が委員長を務めた防備に関する委員会における、「真珠湾の次に重要性がある」という報告であった〔。ミッドウェー島に航空基地が完成したのは1941年8月18日のことであり〔、飛行艇による哨戒飛行が開始された。
アメリカミッドウェー島に航空基地を完成させてからおよそ1か月後の9月11日から20日の間、日本海軍海軍大学校では2つの図上演習が行われた〔#戦史10 p.101〕。そのうちの一つは第一航空艦隊が作成した計画に基づく『ハワイ作戦特別図上演習』であり〔、その中に早くもミッドウェー島砲撃の素案が含まれていた〔#戦史10 p.102〕。この時点で日本側がつかんでいたミッドウェー島に関する情報には「水上基地 飛行艇二個中隊に対する施設工事中」というものがあった〔。砲撃の企図も「引き揚げ航路掩護のため」と位置付けられ、演習上では真珠湾攻撃日の3日前〔演習上での開戦日は11月16日で、この場合は11月13日となる(#戦史10 pp.102-103)。〕に攻撃隊を分離して攻撃させることになっていた〔#戦史10 pp.102-103〕。
その後、真珠湾攻撃計画が現実味を帯びると、ミッドウェー島への攻撃計画は砲撃に加えて空襲も追加された。すなわち、第一航空艦隊が真珠湾攻撃を行った際に損傷艦を出したり、燃料の都合などの不具合が生じた場合は最短経路で日本に帰投しなければならなくなるので、その場合のミッドウェー島攻撃は従前の攻撃隊に加え、第五航空戦隊原忠一少将)と第三戦隊(三川軍一中将)の戦艦霧島」〔機密機動部隊命令作一号「(略)此ノ場合ハ第五航空戦隊及第三戦隊二番艦ヲ(以下略)」(#戦史10 p.233)〕を抽出して、真珠湾攻撃の2日後にミッドウェー島を攻撃することが決められた〔#戦史10 p.173,175,233〕。のちに攻撃理由に「又空襲ノ戦果大ニ揚リ敵ノ反撃ニ対シ大ナル考慮ヲ要セザル場合」〔#戦史10 p.233〕が追加され、これが後述のいさかいの元となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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