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マーシャル・ギルバート諸島機動空襲 : ミニ英和和英辞書
マーシャル・ギルバート諸島機動空襲[まーしゃる ぎるばーとしょとうきどうくうしゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [しょ]
  1. (pref) various 2. many 3. several 
諸島 : [しょとう]
 【名詞】 1. archipelago 2. group of islands
: [しま]
 【名詞】 1. island 
: [き, はた]
 (n) loom
機動 : [きどう]
 【名詞】 1. maneuver 2. manoeuvre 
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
空襲 : [くうしゅう]
  1. (n,vs) air-raid 

マーシャル・ギルバート諸島機動空襲 : ウィキペディア日本語版
マーシャル・ギルバート諸島機動空襲[まーしゃる ぎるばーとしょとうきどうくうしゅう]

マーシャル・ギルバート諸島機動空襲(マーシャル・ギルバートしょとうきどうくうしゅう)とは、太平洋戦争初期の1942年2月1日アメリカ海軍空母機動部隊が行った、マーシャル諸島およびギルバート諸島の日本軍に対する航空攻撃である。緒戦で打撃を受けたアメリカ海軍が、使用可能な空母を活用して一撃離脱を仕掛けた。同様の機動空襲の最初の事例であり、太平洋戦争におけるアメリカ海軍の最初の積極的作戦行動であった。
== 背景 ==
1941年(昭和16年)12月、開戦劈頭の真珠湾攻撃を受けて、アメリカ太平洋艦隊は主力の戦艦部隊が行動不能の状態となった。太平洋艦隊司令長官のハズバンド・キンメル大将は責任を問われて更迭され、新たにチェスター・ニミッツ大将が着任した。ニミッツ大将は、劣勢な戦力で正面から日本海軍に立ち向かうことは避け、使用可能な空母3隻を中心とした3つの任務部隊により、弱点への一撃離脱を繰り返すゲリラ戦を行うことにした。
アメリカ海軍の最初の攻撃目標に選ばれたのが、フィジー方面への侵攻拠点になる恐れがあるマーシャル諸島とギルバート諸島およびウェーク島であった。ニミッツは1月9日にウィリアム・ハルゼー中将に作戦を発令した。マーシャル諸島のうち中核のロイ=ナムル島(ルオット)とクェゼリン環礁は当初案において攻撃目標外だったが、潜水艦ドルフィン」が1月下旬に行った事前偵察の結果、マーシャル諸島の日本側防備がそれほど厳重ではないと判明したため、攻撃目標に追加された〔スタッフォード(2007年)、53頁。〕。マーシャル諸島とギルバート諸島方面には、空母「エンタープライズ」を中心とする第8任務部隊(司令官:ウィリアム・ハルゼー中将)と、空母「ヨークタウン」を中心とする第17任務部隊(司令官:フランク・J・フレッチャー少将)が投入されることになり、ハルゼー中将が全体の指揮を執った。同時に、空母「レキシントン」を基幹とする第11任務部隊(司令官:ウィルソン・ブラウン中将)がウェーク島に空襲をかける計画であった。
日本は戦前からマーシャル諸島を委任統治とし、ギルバート諸島も開戦直後に無血占領していた。これらの島は第四艦隊(司令長官:井上成美中将)の担当地区で、守備隊としては第6根拠地隊(司令官:八代祐吉少将)が置かれ、第24航空戦隊(司令官:後藤英次少将)を主力とする基地航空隊が駐留した。第四艦隊の水上戦力は乏しく、旧式機雷敷設艦常磐」と潜水艦2隻、商船改造の特設艦船を展開している程度だった〔防衛研修所戦史室(1970年)、382-383頁。〕。また、クェゼリン環礁は潜水艦部隊である第六艦隊(司令長官:清水光美中将)が活動拠点にしており、空襲当時、旗艦練習巡洋艦香取」と潜水艦7隻、潜水母艦など支援艦5隻を碇泊させていた。
日本軍は1月12日の伊6潜水艦による敵空母撃沈報告(実際は「サラトガ」撃破)後、アメリカ機動部隊の出現をあまり警戒していなかった。日本軍は南方作戦に力を注いでおり、主戦力の南雲機動部隊ラバウル攻略戦en)などで転戦中だった。基地航空部隊の24航戦も、ラバウル攻略戦のため主力をトラック島に移しており、装備も九六式艦上戦闘機など旧式であった。空襲時の基地航空隊の総兵力は、ロイ=ナムル島(ルオット)とタロア島(マロエラップ)の陸上基地に戦闘機24機・陸攻9機、ほか水上偵察機約15機と飛行艇9機(可動6機)の計60機弱だった〔防衛研修所戦史室(1970年)、368-369頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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