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マンデル=フレミング・モデル : ミニ英和和英辞書
マンデル=フレミング・モデル
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


マンデル=フレミング・モデル ( リダイレクト:マンデルフレミングモデル ) : ウィキペディア日本語版
マンデルフレミングモデル
マンデルフレミングモデル英語:Mundell-Fleming model)は、マクロ経済学におけるIS-LM分析の枠組みを海外部門に導入した、開放マクロ経済学のモデルである〔高橋洋一 『高橋教授の経済超入門』 アスペクト、2011年、158頁。〕。「マンデルフレミングモデル」は、ロバート・マンデル1932年10月24日 - )とジョン・マーカス・フレミング1911年 - 1976年2月3日)の2人の経済学者の名前をとっている。以下に解説するいくつかの仮定のもとで、固定相場制変動相場制における金融政策財政政策の国民所得に与える影響について、理論的なモデルを提示した。
== 基本的なモデル ==
マンデルフレミングモデルは、IS-LMモデルに海外部門を入れて拡張したものであるので、価格調整が不完全な短期モデルである。マンデル=フレミング・モデル分析が当てはまる場合、大体1年、長期で数年のタイム・スパンであると考えられている〔石井安憲・清野一治・秋葉弘哉・須田美矢子・和気洋子・セルゲイ・ブラギンスキー 『入門・国際経済学』 有斐閣、1999年、229頁。〕。比較的短期の場合、賃金・価格は大きな誤差は生じず、固定されていると考えられるため、ケインズ経済学に基づくモデルが採用され、総供給は完全弾力的であって、現実の産出量は総需要によって決定される〔。
マンデルフレミングモデルは、次の3つの方程式から構成される〔横山将義(1994)「マンデル=フレミング・モデルと保護貿易 」『早稲田商学』第358号、173-174ページ。〕。
#Y=C(Y)+I(r)+G+X(e)-eM^
*(e,Y) ≪IS曲線≫
#M=L(r,Y) ≪LM曲線≫
#X(e)-eM^
*(e,Y)+F(r-r^
*)=0 ≪国際収支の均衡条件(BP曲線)≫
但し、
*Y:実質所得
*C:実質消費支出
*I:実質投資支出
*G:実質政府支出
*X:実質輸出
*M
*
:外貨建て実質輸入
*r:国内金利
*r
*
:外国金利
*e:邦貨建て為替レート(なお、貿易は実質為替レートに依存するが、自国物価Pと外国物価P
*
を硬直的、かつP=P
*
=1とする)
*M:貨幣供給量
*L:貨幣需要量
*X(e)-eM
*
(e,Y):純輸出(あるいは貿易収支、もしくは経常収支)
*F:資本収支
また、(3)について、「小国の仮定」(資本移動の利子弾力性が無限大)、すなわち資本移動が完全に自由であることを仮定すれば、(3)は単に
*r=r^
*
とおくことができる〔京都大学授業資料 。〕。
また、カバーなし金利平価説を組み込むのであれば、(3)を
*r=r^
*+\frac
このような式にすることができる。ただし、E:予想(直物)邦貨建て為替レート。なお、E = eという静学的期待を仮定すると、通常のマンデルフレミングモデルと同じ結論が得られる。
資本移動性の程度が、マンデル=フレミング・モデルにおいて重要な役割を果たすのである〔。
≪IS曲線≫では、財市場における均衡に加えて、経常収支が勘案される。また、自国の経済規模が相対的に小さいので、経済活動が外国の経済活動に大きな影響を与えることはないという小国の仮定を用いている。現実の経済において、日本やアメリカなど大国の経済活動が世界に影響を与えているが、金利に関しては資本がグローバルに大量移動する時代には、金利は国内事情だけで決まるわけではなく、世界の金融市場の影響を受けるため、小国の仮定は妥当である〔中谷巌 『入門マクロ経済学』 日本評論社・第5版、2007年、167頁。〕。
比較的短期の政策効果の分析に用いられるマンデル=フレミング・モデルには、
#開放小国の短期の政策効果を分析するために構築されている
#IS-LMモデルの開放経済版であり、経常(貿易)収支と資本収支の決定式を含んでいる
#経常収支は、内外の産出量・為替レートで決定されると仮定されている一方で、資本収支は、自国と他国の金利格差によってのみ決定されると仮定されている
という特徴がある〔石井安憲・清野一治・秋葉弘哉・須田美矢子・和気洋子・セルゲイ・ブラギンスキー 『入門・国際経済学』 有斐閣、1999年、242頁。〕。
マンデル=フレミング・モデルは、ある意味で非常に制限的な諸仮定のもとに構築されているため、このモデルで経済政策の効果を考察する際には、十分な注意が必要である〔石井安憲・清野一治・秋葉弘哉・須田美矢子・和気洋子・セルゲイ・ブラギンスキー 『入門・国際経済学』 有斐閣、1999年、243頁。〕。
マンデル・フレミング・モデルは、開放経済モデルとしては重大な問題を抱えており、為替レートを無視して金利のみで資本移動が起こるという仮説は間違いであるが、その後のマンデルの後継者たちによってこうした欠点は修正されている〔伊藤元重 『マクロ経済学』 日本評論社、2002年、352頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マンデルフレミングモデル」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mundell-Fleming model 」があります。




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