翻訳と辞書
Words near each other
・ マルグリット・ロン
・ マルグリット・ロージェ
・ マルグリット湾
・ マルグリット=マリー・アラコク
・ マルグリート
・ マルグレイヴ男爵
・ マルグレ・ヌ
・ マルグレ・ヌー
・ マルグレーテ
・ マルグレーテ (デンマーク王女)
マルグレーテ1世
・ マルグレーテ2世
・ マルグレーテ2世 (デンマーク女王)
・ マルグレーテ・ア・ダンマーク
・ マルグレーテ・ア・ダンマーク (1895-1992)
・ マルグレ=ヌー
・ マルケ
・ マルケイ
・ マルケサス島
・ マルケサス諸島


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

マルグレーテ1世 : ミニ英和和英辞書
マルグレーテ1世[まるぐれーて1せい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [よ, せい]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 

マルグレーテ1世 : ウィキペディア日本語版
マルグレーテ1世[まるぐれーて1せい]

マルグレーテ1世Margrete I, 1353年 - 1412年10月28日)は、デンマーク摂政1387年 - 1412年)、 ノルウェー摂政(1380年 - 1412年)、 北欧連合王国の実質支配者(1397年 - 1412年)でカルマル同盟の締結者。女王ではなかったが、実質的にデンマークノルウェースウェーデン北欧3国を支配し、女王と扱われる。
== 生涯 ==
マルグレーテはデンマーク王ヴァルデマー4世の次女として生まれ、10歳でノルウェー王ホーコン6世に嫁いだ。1375年にヴァルデマー4世が急逝すると、ヴァルデマー4世には息子がいなかったため、娘のノルウェー王妃マルグレーテが実権を掌握するようになった〔川原崎(2008)pp.266-267〕。
マルグレーテはデンマーク王国参事会を味方に就け、当時5歳の息子をオーロフ2世としてデンマーク王位に即位させ、マルグレーテ自身は摂政となった。1380年にホーコン6世が死去すると、オーロフ2世はオーラヴ4世としてノルウェーの王位も継承し、マルグレーテもノルウェーの摂政に就任した。こうして、まずデンマークとノルウェーの同君連合(デンマーク・ノルウェー連合王国)が成立し、マルグレーテは実質的な支配者としてデンマークとノルウェーに君臨した〔武光(2001)p.87〕〔デンマーク・ノルウェー連合王国は以後400年にわたってつづいた。武光(2001)pp.86-87〕。
ところが、オーロフ2世は1387年に17歳の若さで急死した。当時北欧では女性の王位継承は認められていなかったが、デンマークの参事会はマルグレーテをデンマーク王国全体の後見人に選出した。女王の称号こそなかったが、マルグレーテは実質的な女王となり、次期国王を選出する権限を得た。1388年にはノルウェーもマルグレーテに同様の称号を承認した。マルグレーテは後継者として姉インゲボーの娘マーリアの息子で、自身の又甥にあたるポメラニア公国に生まれたエーリヒを指名し、エーリヒはまずノルウェー王として認められた(エイリーク3世)。
一方、スウェーデンではオーロフ7世(オーラヴ4世)の祖父(ホーコン6世の父)でノルウェー王兼スウェーデン王であったマグヌス・エーリクソン1364年に追放され、ノルウェーに亡命するという事件が起こっていた。スウェーデンの貴族はノルウェーのホーコン6世がスウェーデン王になるのを避けるため、北ドイツメクレンブルク公子アルブレヒト(アルブレクト)を国王に選出した。マルグレーテの最大のライバルはこのスウェーデン王アルブレクトだったが、デンマークは1389年にスウェーデンと戦って勝利、アルブレクトを捕虜とし、スウェーデンに対する優位性を認めさせた。マルグレーテは、捕虜となったアルブレクトに廃位をせまった〔。
1396年、マルグレーテはエーリヒをデンマーク王(エーリク7世)及びスウェーデン王(エリク13世)として即位させ、北欧3国は実質的に同君連合となった。翌1397年にはマルグレーテの主導でカルマル同盟が結ばれ、デンマークを中心とする国家連合が成立した。この同盟により北欧3国はスウェーデンが独立する1523年まで同じ王を戴くことになる。マルグレーテは、正式な王ではなかったが、幼い王の摂政であり、1412年に死去するまで3国の後見人として、北ヨーロッパを統合するカルマル同盟の実質的な支配者として采配をふるった〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マルグレーテ1世」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.