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マグネトソーム : ミニ英和和英辞書
マグネトソーム[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

マグネトソーム : ウィキペディア日本語版
マグネトソーム[ちょうおん]

マグネトソーム(Magnetosome)とは、ある種の地球上の生物(:en:Magnetotactic bacteria)が細胞内に持っている器官の1つである。マグネトソームの内部には、彼らが作り出した磁力を持った鉱物(小さな磁石)が見られる。
== 概要 ==
マグネトソームは:en:Magnetotactic bacteria細胞膜の内側に抱えているもので、この中には15個から20個程度の磁力を持った鉱物(つまり小さな磁石)が含まれている。そしてマグネトソームはこの鉱物が脂質などでできた膜に包まれてできている。マグネトソームに含まれる鉱物は、マグネトソームを持つ生物自身が金属元素を代謝しながら体内で合成している。その鉱物の大きさは通常35nmから120nmまでの範囲で、鉱物の化学組成はほぼ均質(高純度)になっている。地球には地磁気が存在しているため、マグネトソームの中でこの鉱物は方位磁針の針のように振る舞う。なお、:en:Magnetotactic bacteriaが利用する鉱物は1種類ではない。どの鉱物を利用するかは、:en:Magnetotactic bacteriaの種類によって異なるが、普通は酸化鉄硫化鉄のどちらか一方を利用する。酸化鉄を利用するタイプの:en:Magnetotactic bacteriaのマグネトソームには普通Fe3O4が含まれていて、硫化鉄を利用するタイプの:en:Magnetotactic bacteriaのマグネトソームには普通Fe3S4が含まれている。ただし硫化鉄を利用するタイプの:en:Magnetotactic bacteriaの中には、FeSを使う種類も見られる。さらにアメリカロードアイランド州を流れる:en:Pettaquamscutt Riverの流域の南部では、酸化鉄と硫化鉄を両方用いる:en:Magnetotactic bacteriaも発見されている〔Bazylinski, D and Heywood, B and Mann, S and Frankel, R (18 November 1993). "Fe3O4 and Fe3S4 in a Bacterium". Nature 366 (6452): 218. doi:10.1038/366218a0.〕〔Bazylinski, D and Frankel, R and Heywood, B and Mann, S and King, J and Donaghay, P and Hanson, A (September 1995). "Controlled Biomineralization of Magnetite (Fe3O4) and Greigite (Fe3S4) in a Magnetotactic Bacterium ". Applied and Environmental Microbiology 61 (9): 3232?9. PMC 1388570. PMID 16535116.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マグネトソーム」の詳細全文を読む




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