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マクスウェルのデーモン : ミニ英和和英辞書
マクスウェルのデーモン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

マクスウェルのデーモン ( リダイレクト:マクスウェルの悪魔 ) : ウィキペディア日本語版
マクスウェルの悪魔[まくすうぇるのあくま]
マクスウェルの悪魔(マクスウェルのあくま、)とは、1867年ごろ、スコットランド物理学者ジェームズ・クラーク・マクスウェルが提唱した思考実験、ないしその実験で想定される架空の、働く存在である。マクスウェルの魔マクスウェルの魔物マクスウェルのデーモンなどともいう。 分子の動きを観察できる架空の悪魔を想定することによって、熱力学第二法則で禁じられたエントロピーの減少が可能であるとした。 熱力学の根幹に突き付けられたこの難問は1980年代に入ってようやく一応の解決を見た。
== マクスウェルの提起した問題 ==
マクスウェルが考えた仮想的な実験内容とは以下のようである(''Theory of Heat''、1872年)。
# 均一な温度気体で満たされた容器を用意する。 このとき温度は均一でも個々の分子の速度は決して均一ではないことに注意する。
# この容器を小さな穴の空いた仕切りで2つの部分 A, B に分離し、個々の分子を見ることのできる「存在」がいて、この穴を開け閉めできるとする。
# この存在は、素早い分子のみを A から B へ、遅い分子のみを B から A へ通り抜けさせるように、この穴を開閉するのだとする。
# この過程を繰り返すことにより、この存在は仕事をすることなしに、 A の温度を下げ、 B の温度を上げることができる。 これは熱力学第二法則と矛盾する。
マクスウェルの仮想したこの「存在」をケルヴィン(1874年)は、「マクスウェルの知的な悪魔」()と名付けた。 マクスウェル自身は、この問題に対して、熱力学の分子論的基盤である統計力学が、個々の分子の厳密な力学を捨てて、分子の集団のみを統計的に取り扱うものであり、こうした問題に適用できないことを指摘するに留まっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マクスウェルの悪魔」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Maxwell's demon 」があります。




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