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ブーゲンヴィル級通報艦 : ミニ英和和英辞書
ブーゲンヴィル級通報艦[ぶーげんう゛ぃるきゅうつうほうかん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [きゅう]
  1. (n,n-suf) class, grade, rank 2. school class, grade 
: [つう]
  1. (adj-na,n) (1) connoisseur 2. authority 3. (2) counter for letters, notes, documents, etc. 
通報 : [つうほう]
  1. (n,vs) report 2. tip 3. bulletin 
: [ほう]
  1. (n,n-suf) information 2. punishment 3. retribution 
: [かん]
  1. (n,n-suf) warship 

ブーゲンヴィル級通報艦 : ウィキペディア日本語版
ブーゲンヴィル級通報艦[ぶーげんう゛ぃるきゅうつうほうかん]

ブーゲンヴィル級通報艦 () は、フランス海軍第二次世界大戦前に建造した通報艦。本級はフランスが世界中に持っていた植民地フランス植民地帝国)や保護国を警備するために建造された艦級である。
== 概要 ==

通報艦とは二通りあり、一つは艦隊に付随して敵艦隊の情報を艦隊に通信する艦隊通報艦が主流であったが、その役割は艦隊の前衛たる駆逐艦が担う事となり、もう一つは本国から海外領土や植民地への海路を警備し、現地での権益と治安を保護するための活動を行う植民地通報艦があり、イギリス海軍ではスループがその役割を担っていたがフランス海軍では独自に通報艦 (Aviso) として整備し続けていた。
第一次世界大戦の傷も癒えかけた1927年に、第一次大戦時に建造され老朽化していた「マルヌ(Marne)級通報艦」「アラ(Arras)級通報艦」の代替として新たに建造が議会により承認された。新造艦はワシントン海軍軍縮条約の寸隙を突くようなアイディアが採り入れられていた。基準排水量は軽巡洋艦以下の2,000トン台とし、主砲はイギリス海軍の同種艦よりも強力であるが軽巡洋艦の枠に掛からない13.8cm砲を採用し、船体設計は前級までは商船型の船体設計を採っていたのに対し、本級は軍艦的設計に改めて外洋航行時の安定性と生存性を高めている。
また、機関は小型で燃料消費率の小さいスルザー社製の2サイクルディーゼル機関を採用することにより巡洋艦並みの長距離航続性能を手に入れた。また居住区画の暖房・冷房設備を強化して冬の大西洋から酷暑の赤道直下でも乗員の健康を守る努力は怠らなかった。更に、当時発達の進んでいる航空機に着目して艦体後部に水上機を1機搭載できるようにされた。これにより既存の砲艦を上回る索敵能力を得ており、無線封鎖状態でも艦隊や最寄の基地に情報を送ることが出来るとされた。
本級は1927年度計画で2隻の建造が認められ、1938年度計画までに計10隻の建造が認められたが戦時中にかけて7隻が竣工し、3隻が未竣工であった。本級の設計コンセプトは同世代の海軍に強い影響を与え、イタリア海軍の「エリトリア級植民地警備艦」やポルトガル海軍の「アフォンソ・デ・アルブケルケ級通報艦」やオランダ海軍の「ファン・キンスベルゲン」の設計に本級との近似点を発見できる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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