翻訳と辞書
Words near each other
・ フーリエ係数
・ フーリエ変換
・ フーリエ変換NMR
・ フーリエ変換核磁気共鳴
・ フーリエ変換核磁気共鳴分光法
・ フーリエ変換表
・ フーリエ変換赤外分光法
・ フーリエ展開
・ フーリエ正弦変換
・ フーリエ理論
フーリエ積分作用素
・ フーリエ級数
・ フーリエ級数の収束
・ フーリエ解析
・ フーリエ逆変換
・ フーリオ・カミッロ駅
・ フーリオ・カミッロ駅 (ローマ地下鉄)
・ フーリガン
・ フーリガン (ゲーム)
・ フーリガン (曖昧さ回避)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

フーリエ積分作用素 : ミニ英和和英辞書
フーリエ積分作用素[ふーりえせきぶんさようそ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [せき]
 【名詞】 1. (gen) (math) product 
積分 : [せきぶん]
 (n) integral
: [ぶん, ふん]
  1. (n,n-suf,pref) (1) part 2. segment 3. share 4. ration 5. (2) rate 6. (3) degree 7. one's lot 8. one's status 9. relation 10. duty 1 1. kind 12. lot 13. (4) in proportion to 14. just as much as 1
: [さく]
  1. (n,n-suf) a work 2. a harvest 
作用 : [さよう]
  1. (n,vs) action 2. operation 3. effect 4. function 
: [よう]
  1. (n,n-suf) task 2. business 3. use 
: [もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation

フーリエ積分作用素 : ウィキペディア日本語版
フーリエ積分作用素[ふーりえせきぶんさようそ]
数学解析学の分野におけるフーリエ積分作用素(フーリエせきぶんさようそ、)は、偏微分方程式の理論において用いられるある重要な作用素である。フーリエ積分作用素の類には、微分作用素や古典的な積分作用素が、特別な場合として含まれる。
フーリエ積分作用素 ''T'' は次のように与えられる:
:(Tf)(x)=\int_ e^a(x,\xi)\hat(\xi) \, d\xi
ここで \hat f は ''f'' のフーリエ変換を表し、''a''(''x'',''ξ'') は ''x'' についてコンパクトな台を持つ表象であり、Φ は ξ について次数 1 の実数値同次函数である。また、''a'' の台の上では \textstyle \det(\frac)\neq 0 が成立することも、仮定する必要がある。これらの設定の下で、''a'' の次数がゼロであるなら、''T'' は ''L''2 から ''L''2 への有界作用素であることが示される。
== 例 ==
フーリエ積分作用素を研究する動機の一つとして、波動作用素についての初期値問題に対する解作用素が挙げられる。実際、次のような問題を考える:
: \frac\frac(t,x) = \Delta u(t,x) \quad \text(t,x) \in \mathbb^\!\times \mathbb^n
および
: u(0,x) = 0, \quad \frac(0,x) = f(x), \quad \textf \in \mathcal'(\mathbb^n).
この問題の解は、次のように与えられる:
: u(t,x) = \frac \int \frac \hat f (\xi) \, d \xi - \frac \int \frac \hat f (\xi) \, d \xi .
上式右辺の積分は、一般的に収束するとは限らないので、振動積分として解釈される必要がある。またこの右辺は、形式的には二つのフーリエ積分作用素の和のように見えるが、各積分の係数は原点において滑らかではなく、したがって標準的な記号ではない。カットオフ函数を用いてこの特異性を除去するなら、その結果として得られる作用素は、初期値問題に対して、滑らかな函数を法とする解を提供する。したがって、初期値の特異性の伝播にのみ興味がある場合は、そのような作用素を考えれば十分である。実際、波動方程式において、音速 c が位置によって変動する場合でも、滑らかな函数を法とする解を提供するフーリエ積分作用素を見つけることは出来る。したがって、速度の変化する波動方程式の解の特異性の伝播を研究する際、およびより一般的な別の双曲型方程式を研究する際に、フーリエ積分作用素は有用な道具となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フーリエ積分作用素」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.