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フード・ファディズム : ミニ英和和英辞書
フード・ファディズム[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

フード・ファディズム ( リダイレクト:フードファディズム ) : ウィキペディア日本語版
フードファディズム[ちょうおん]
フードファディズム (food faddism) とは、食べもの栄養健康病気に与える影響を、熱狂的、あるいは過大に信じること〔Robin B. Kanarek、Robin Marks-Kaufman 『栄養と行動』 高橋久仁子(訳)、高橋勇二(訳)、アイピーシー、1994年、2–7頁。全国書誌番号 94057732。〕。科学が立証したこと以上にその影響を信じ固執していることであり〔、科学が立証したことに関係なく食べものや栄養が与える影響を過大に評価することである〔Robin B. Kanarek、Robin Marks-Kaufman 『栄養と行動』 高橋久仁子(訳)、高橋勇二(訳)、アイピーシー、1994年、2–7頁。全国書誌番号 94057732。〕。科学が立証したことよりもその影響を信じ固執していることである〔。マスコミで流されたり書籍・雑誌に書かれている「この食品を摂取すると健康になる」「この食品を口にすると病気になる」「あの種の食品は体に悪い」などというような情報を信じて、バランスを欠いた偏執的で異常な食行動をとること〔『知恵蔵 2014』「フードファディズム」的場輝佳 執筆担当〕。
〔1952年のMartin Gardnerの著書''In the Name of Science''にすでにfood faddismという概念は紹介されている。1980年にその日本語訳本が出版された(『奇妙な論理』市場泰男(訳)、社会思想社、1980年。早川書房、2003年1月。ISBN 978-4150502720。)がそこでは市場泰男は「食物のあぶく流行」という翻訳表現をあてた。〕
== 概説 ==
「food フード」とは食品のことである。「faddism ファディズム」とは、一時的な流行を熱心に追いかけること〔デジタル大辞泉〕、流行かぶれ〔、あるいは流行傾れ、一時的流行・「のめり込み」という意味である。
米国では以前からあった概念である〔。
日本に「フードファディズム」を紹介した最初期の人は、食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会専門委員である群馬大学教授の高橋久仁子で、1998年頃のことだといわれている〔「砂糖を科学する会」のメンバーとして、砂糖を主とした解説を行った。今月の視点0008a/砂糖への疑惑の払拭 事業団から9908b/砂糖類生産流通合理化等助成対象事業について(その1) 独立行政法人ALIC-農畜産業振興機構 砂糖類情報)より。〕。1991年、高橋はその年に出版された ''Nutrition and Behavior'' を読み、"food faddism" という概念を認識し、その後この本を翻訳し『栄養と行動』として出版した〔高橋久仁子 『フードファディズム-メディアに惑わされない食生活』 中央法規出版、シリーズCura、2007年9月、14頁。ISBN 978-4-8058-3004-8。〕。
フードファディズムの対象として取り上げられるものは、いわゆる健康食品、ダイエット食品から砂糖化学調味料水道水と幅広く、身体の良いとされるもの、逆に害になるとされるものなど様々である〔『「食べもの情報」ウソ・ホント-氾濫する情報を正しく読み取る』高橋久仁子講談社ブルーバックス、1998年10月、ISBN 4062572311)では、健康雑誌の目次や新聞広告は繰り返し同じ様な食品を特集していると統計している。〕
フードファディズムを行うと、栄養素のバランスを欠いた食生活となり、健康には良くない。
フードファディズムに陥らないようにする方法、解決策は、食と健康に対するしっかりとした知識を身に着けることである〔。
フードファディズムを見てみぬふりをするわけにはいかないのは、健康被害という実害や、詐欺という実害があるからだと指摘されている〔高橋久仁子 「フードファディズムにみるマスメディアと食」『食と教育』 ドメス出版、2001年10月、187頁。ISBN 978-4810705508。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フードファディズム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Food faddism 」があります。




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