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フリークライミング : ミニ英和和英辞書
フリークライミング[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

フリークライミング : ウィキペディア日本語版
フリークライミング[ちょうおん]
フリークライミングとは、ロッククライミングの内、安全のため確保用具は使用するが、それに頼ることをせず自己の技術と体力で岩を登るものを指す。登りきった結果、確保用具を使用しないで登ったのと同じなので「フリー」の名が付く。
人為的、人工的な支点に手足をかけたり、アブミ(短い縄ばしご状のもの)などの道具をそれに取付けて、登る際に人工的支点に直接体重をかけて使用する人工登攀と対比される。基本的に、元来そこにある自然の造形(岩の出っ張りやポケット)などだけを利用して登る。ロープを掴んだり、ボルトなどの人工物を持ったり、足場にして登った場合は、フリークライミングとは見なされず、人工登攀の一部と見なされる。
また、登山を前提にした伝統的なアルパイン・クライミングと対比して、手段を目的に変化させ、岩を登ること自体を目的して行われるロッククライミングのことをフリークライミングと呼ぶこともある。
近年、街中にある高層建築物などの高所に登りパフォーマンスを行う行為が生まれ、アーバンフリークライミング(''Urban Free Climbing'')と呼ばれている。街中を舞台に行われるものとしてフリーランニングが知られていたが、これがクライミングと混ざったとも言える。
自然の岩場以外に、人工の岩を登るインドアクライミングもフリークライミングに含まれる。フリークライミングでは、ルートないし課題の完登が主たる目的の1つであるが、クライミングのムーブ自体を楽しむことも重要な目的となっている。このため、そのスポーツ的性格に着目してスポーツクライミングと呼ばれることもあるが、この場合は、外的危険を排除したインドアクライミングやあらかじめ強固なボルトが打たれた自然壁でのクライミングを指す。フリークライミングを行う者をフリークライマーと呼ぶ。

== 歴史 ==
フリークライミングは、ヨーロッパで登山が発生したころから行われてきたが、はっきりと「フリークライミング」を目的として行われるようになったのは1950年代のヨセミテであるとされている。アレン・ステック、ジョン・サラテ、ロイヤル・ロビンス、イヴォン・シュイナード、トム・フロストなどが、ボルトをなるべく排除したクリーンなスタイルでクライミングを行い、麻のロープを腰に巻くような古い装備で、既に5.10台のルートや、長大かつ冒険的なルートが拓かれていた。
その後、フリークライミングの「グレードを押し上げる」という意味での中心はフランスに移った。良質な石灰岩の岩場に恵まれ、ヨセミテの「ルートはあくまで下から開拓する」というグラウンド・アップの原則を排除して、岩場上部から懸垂下降してのボルト打設を行うフレンチ・スタイルは、グレードを押し上げる点においてはヨセミテの方式よりも遙かに効率的であった。そうした中で、さらにスポーツとしての発展を目指すべく、ジャン・クロード・ドロワイエは残置ピトンなどの人工物をホールド(手懸かり)やスタンス(足場)として使用することをやめるよう提唱し、次第に広く受け入れられるようになり、フリークライミングとは「自然の造形のみをホールドやスタンスにして登る」ということが一般化された。フランスでは岩を削ってルートを開拓するチッピングもさかんに行われていたが、次第にこうした傾向も下火になり、(まだ一部では行われている)あるがままを登り、可能な限りクリーンなスタイルを目指すという原則が認知されてきた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フリークライミング」の詳細全文を読む




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