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フランツ・ジュースマイヤー : ミニ英和和英辞書
フランツ・ジュースマイヤー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

フランツ・ジュースマイヤー ( リダイレクト:フランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤー ) : ウィキペディア日本語版
フランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤー[ちょうおん]

フランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤー(Franz Xaver Süßmayr、1766年 - 1803年9月17日])はオーストリア作曲家モーツァルトの遺作「レクイエム」を完成させたことで知られる。名はクサーファージュスマイヤージュースマイアなどとも表記される。ドイツ語の発音により近く表記すればズュースマイアとなる。
==生涯==
オーバーエスターライヒ州シュヴァーネンシュタット生まれ。父親は教会堂番人で学校教師。6歳で母親に先立たれ、13歳で家を出てクレムスミュンスターのベネディクト会修道院に学び聖歌隊員になる(1779年-1787年)。声変わりしたために学生オーケストラのヴァイオリン奏者に転向。この修道院では、オペラジングシュピールが上演されたため、グルックサリエリのオペラを研究する機会を得る。修道院のための教会音楽や舞台音楽を大量に作曲した。
1787年以降にウィーンアントニオ・サリエリに師事。1791年モーツァルトを補佐して、「皇帝ティートの慈悲」や「魔笛」を浄書する。モーツァルトとの関係は親密であったとされる。
長年にわたってジュースマイヤーはモーツァルトの弟子であったと考えられてきたが、モーツァルトの妻コンスタンツェが「レクイエム」の完成者としてジュースマイヤーが適任であったことを正当化するためにでっち上げたとされる。
モーツァルトの死に際に「レクイエム」が話題となり、死後まもなくジュースマイヤーが補筆にとりかかり、100日ほどでコンスタンツェに回収されたという。ジュースマイヤー自身は、多くの音楽家が補筆の依頼を拒否した末に自分に依頼が来た、と回想している。
ジュースマイヤー版の「レクイエム」は、様式的に見てモーツァルト的でないとする批判が出され、新たな異版がたびたび作成されてきたが、ベートーヴェンの擁護もあったように、ジュースマイヤー版が最も演奏される結果となっている。
ジュースマイヤーはモーツァルトの最後の「ホルン協奏曲(K.412+514)」の未完となったロンド(K.514)も補筆している。
エマヌエル・シカネーダーの委嘱によって歌劇「モーゼ、またはエジプト脱出」を作曲、1792年5月4日に初演されたが、同じくシカネーダーによって1794年にヨーロッパ中で上演された「アルカディアの鏡」の方が成功した。この成功によって1794年よりケルンテン劇場の副楽長と専属作曲家に任命される。また1792年には国民劇場の指揮者に就任した。
この頃から1800年までウィーンの音楽界において成功を収め、引く手あまたであったが、世紀の変わり目から体調を崩し、結核のために音楽活動も低調になった。絶筆となった歌劇「狡猾さと偶然の一致」の上演の件で、劇場支配人に詫び状をしたためている。縁談も持ち上がっていたものの、急死によって話が流れた。モーツァルト同様に、ウィーンのサンクト・マルクス墓地に墓碑もなく埋葬された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤー」の詳細全文を読む




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