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フランスの音楽専門教育 : ミニ英和和英辞書
フランスの音楽専門教育[ふらんすのおんがくせんもんきょういく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
ランス : [らんす]
 【名詞】 1. lance 2. (n) lance
: [おと, ね]
  1. (n,n-suf) sound 2. note 
音楽 : [おんがく]
 【名詞】 1. music 2. musical movement 
: [たのし, らく]
  1. (adj-na,n,n-suf) comfort 2. ease 
専門 : [せんもん]
 【名詞】 1. speciality 2. specialty 3. subject of study 4. expert 
専門教育 : [せんもんきょういく]
 【名詞】 1. technical training 2. professional education
: [もん]
  1. (n,n-suf) (1) gate 2. (2) counter for cannons 
教育 : [きょういく]
  1. (n,adj-no,vs) training 2. education 

フランスの音楽専門教育 : ウィキペディア日本語版
フランスの音楽専門教育[ふらんすのおんがくせんもんきょういく]

フランス音楽専門教育は、その多くがコンセルヴァトワールと呼ばれるフランス特有の教育機関である音楽院にて行われているが、一部は、大学や、研究センターなどおいても行われている。また、音楽院は、一般の教育機関における教育や大学のそれに比べ、専門課程が複雑に階層化されている。
一部、私立の音楽院が存在する他は、行政の運営する公立の音楽院が多くを占めている。なお、音楽院が、舞踊演劇といった他の芸術分野と共に組織されている場合があり、その際には、音楽院ではなく、音楽・舞踊学校、音楽・演劇学校、音楽・舞踊・演劇学校と呼ぶ場合がある。
フランスにおける音楽の教育機関には、二つの省が大きく関わっており、作曲器楽演奏などの音楽実践の分野には文化・コミュニケーション省が、音楽学などの研究や音楽教育などの分野には国民教育省が携わっている。また、軍楽隊の分野に関しては、国防省が携わっている。

== 音楽院の国家資格 ==
フランスの音楽院には様々な修了資格が存在し、国際的に共通と見なされる学士修士博士の国家資格と、その位置づけにおいて齟齬を来す場合がある。欧州間での交換留学をより活性化するために、2010年には、欧州各国の音楽大学との教育課程の単位、国家資格の互換を達成させると言われているが(ボローニャプロセス、そのためには、フランスの音楽専門課程、国家資格(ディプロム)の特殊性を、他の諸国における専門課程に対して適応させる必要がある。
パリ、リヨンの両国立高等音楽院における専門教育の第一義は、国内外の様々なコンクールに耐えうる明日の音楽家育成とされる。発祥来、国立高等音楽院は、グランゼコールと近似のシステムを有した少数精鋭の専門教育機関として、国内の数多の音楽学校の中で構造的差異を保持してきた。その国立高等音楽院の国家資格は現在、移行期にあり、二種類の国家資格が平行して存在する。以前から存在するパリの国家専門資格 (DFS, diplôme de formation supérieure) 並びにリヨンの国家音楽高等研究資格 (DNESM, diplôme national d'etudes supérieures Musicales) は、各々バカロレア+4年に相当するが、2007年から導入された、両校共通の新しい国家高等資格 (DNS, Diplôme National Supérieur) は、バカロレア+3年とされた。DFS、DNSの次の課程として両校に存在する上級課程 (perfectionnement) で得られる資格は、国内で他に相当する国家資格が存在しないが、この2校においてのみ授与される資格である。2008年、パリ・リヨンの両国立高等音楽院は、ボローニャ宣言、ボローニャプロセスに基づき、欧州単位互換制度の学士(3年)、修士(2年)に相当する、第一高等課程 (Bac+3)、第二高等課程 (Bac+5) 制の導入に踏み切った。博士 (3年)に相当する第三高等課程 (Bac+8) は、検討準備中とされている。
両国立高等音楽院の国家資格が大学の学士、修士と同等とされることで浮上する問題が、地域圏立以下の行政管轄音楽院の国家資格の扱いである。地域圏立音楽院の前身である国立地方音楽院 (CNR) の時代のDEM、ならびに、その上級課程 (perfectionnement) において首席を取ることで得られたDEMSの両国家資格は、フランス国内では通用したが、国外では、音楽大学相当と見なされてこなかった。行政の管轄する音楽学校として国内に300校以上存在する音楽院の内、優秀な教育者や音楽家を有し、実績を持つ一部の公立音楽院においては、高等教育機関としての認定を獲得すべく、現在進行形で制度改革が行われている。
2007年、パリ地方音楽院ブローニュ=ビヤンクール地方音楽院の2校は、3年間の高等専門課程を設立し、国家音楽家専門資格 (DNSPM, Diplôme National Supérieur Professionnel de Musicien) または音楽・音楽学学士 (Licence de musique et musicologie) の国家資格の支給が可能となった。パリとブーローニュ・ビアンクールの両地方音楽院は、ソルボンヌ大学(パリ第4大学)と単位互換制度を設け、双方の機関で行われる専門課程を修了した場合に、音楽研究資格(DEM, Diplôme d'études musicales) を支給している。また、ソルボンヌ大学との提携は、パリ国立高等音楽・舞踊学校でも行われており、修了した場合、同音楽院の修了資格と共に、同大学より音楽学学士が発給されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フランスの音楽専門教育」の詳細全文を読む




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