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フェリックス・サモンド : ウィキペディア日本語版
フェリックス・サモンド

フェリックス・アドリアン・ノーマン・サモンドFelix Adrian Norman Salmond 1888年11月19日 - 1952年2月20日)は、イギリス並びにアメリカ合衆国で成功を収めたイングランドチェリストチェロ教師。名前について、日本ではサルモンド〕やザルモンド〔三浦淳史「曲目について」『デュプレ エルガー&ディーリアス チェロ協奏曲』、東芝EMI株式会社、TOCE-59053。〕等の表記がみられる。
== 初期の経歴 ==
サモンドはプロの音楽家の一家に生まれた。父はバリトン歌手、母はクララ・シューマンの下で学んだピアニストであった。12歳になったサモンドはウィリアム・ホワイトハウスから最初のチェロの手ほどきを受け始める。奨学金を獲得して引き続きホワイトハウスの指導を受けることができるようになったサモンドは、4年後にはロンドン王立音楽アカデミーに通うことになった。19歳になってからはブリュッセル王立音楽院に赴き、エドゥアール・ジャコブの下でさらに研鑽を積んだ〔。1908年のデビューコンサートでは、ブリッジのピアノ三重奏曲第1番とブラームスピアノ四重奏曲第1番を演奏した。ピアノはサモンドの母、ヴィオラはブリッジ、ヴァイオリンはモーリス・サンズ(Maurice Sons)が弾いた。この演奏会が行われたのはベヒシュタイン・ホールであり〔、大きな成功を収めるとともにサモンドの元に多くの契約を呼び込むことになった。その後、サモンドはイギリス中でリサイタルを開き、管弦楽団、ロンドン交響楽団ハレ管弦楽団をはじめとするオーケストラと共演した〔。ハロルド・バウアーブロニスラフ・フーベルマンライオネル・ターティスと結成したピアノ四重奏団としてアメリカへも演奏旅行に出かけいている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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