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フィン・ウゴル語派 : ミニ英和和英辞書
フィン・ウゴル語派[ふぃん うごるごは]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

フィン : [ふぃん]
 【名詞】 1. fin 2. (n) fin
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 
: [は]
  1. (n,n-suf) clique 2. faction 3. school 

フィン・ウゴル語派 : ウィキペディア日本語版
フィン・ウゴル語派[ふぃん うごるごは]
フィン・ウゴル語派(フィン・ウゴルごは、Finno-Ugric languages)は、ウラル語族に属する言語群。
ハンガリー語フィンランド語エストニア語などを含む。このほかにロシア連邦などに分布する多数の少数民族の言語を含むが、すでに絶滅した言語、現在危機に瀕する言語も多い。話者人口は2300万人程度。
シベリア北部のサモイェード語派とともにウラル語族を構成する。しかし、話者の人種という面から見ると、サモイェード語派の話者モンゴロイドであるのに対してフィン・ウゴル語派の話者モンゴロイドコーカソイドの混合であり、バルト・フィン諸語話者はコーカソイドに属している。
==起源==
故地はウラル山脈より西のロシア中央部・北部にあるサンクトペテルブルク付近のイングリア(Ingria, インゲルマンラント)とする説、ウラル山脈中南部とする説〔フィン・ウゴル語派のうちウゴル諸語オビ・ウゴル諸語)に属するマジャル人ハンガリー人)の故地がウラル山脈中南部の草原地帯とする。〕、さらに東方のアルタイサヤン地域とする説などがあり、語族としての形成は紀元前3千年紀にさかのぼると伝えられる。再建された祖語にはインド・イラン語からの借用語(「蜜蜂」「蜂蜜」など)も含み、インド・イラン系民族(スキタイなど)がユーラシアステップに住んでいた時代のものと思われる。
スラヴ語派住民が現在のロシアに広がる前、これらの言語はすでにウラル山脈からバルト海に至る範囲に広がっていたと考えられる。これは新石器時代櫛目文土器文化(Comb Ceramic Culture)の範囲に重なり、これが紀元前4200年から2000年頃のフィン・ウゴル語派の文化に対応すると考えられる。フィン・ウゴル語派は、ウゴル諸語(ウラル山脈東側のユグラ地方[現在のハンティ・マンシ自治管区]の言語と、ハンガリー語からなる)と、フィン・ペルム諸語(ロシアのウラル以西、フィンランド・バルト海沿岸まで)に分けられ、フィン・ペルム諸語はさらに多数に分けられる。ウゴル()とは、の旧名 "Voguls" に由来し、地名「ユグラ」とともに「ハンガリー」()と語源的に関係があるとの説もある。
バルト・フィン諸語(フィンランド語、エストニア語など)の語彙にはその他のフィン・ウゴル語派と共通しないものがあり、古い基層言語(バルト語派と共通するかもしれない)に基づく可能性もある。また特にサーミ語(ラップ語)に関しては、祖先は別の言語を話しており、のちにフィン・ウゴル語を受け入れたという可能性が高い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フィン・ウゴル語派」の詳細全文を読む




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