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ピエール・ル・ロワ（''Pierre Le Roy''、1717年 - 1785年）は、フランスの時計技師である。 デテント式脱進機を発明し、これ以降船舶の位置把握方法がLORANに置換されるまでデテント式脱進機を備えることがクロノメーターと呼ばれるための条件となった。ル・ロワの製作したマリン・クロノメーターと、現代にも製作されているマリン・クロノメーターとの違いは1ヶ所だけである。 彼が創業したルロワは現在も腕時計製造メーカーとして操業中である（2015年現在、日本には未進出）。 == 略歴 == *1717年 - パリで生まれる。 *1750年 - デュプレックス脱進機を発明した〔『時計年表』p.64。〕〔『図説時計大鑑』p.284。〕。 *1759年 - デュプレックス脱進機を改良した〔『時計年表』p.59。〕 *1760年 - デュプレックス脱進機を改良〔『時計年表』p.66。〕、1790年頃から1860年頃にかけてイギリスで広く使われた〔『図説時計大鑑』p.284。〕。 *1765年 - 水銀とアルコールで温度補正したマリン・クロノメーター「モント・マリーヌ」製作〔『時計年表』p.67。〕。デテント式脱進機の原理を考えついた〔『時計年表』p.64。〕。 *1766年 - デテント式脱進機を発明し、マリン・クロノメーターの製作を始めた〔『時計年表』p.68。〕。 *1767年 - マリン・クロノメーターを完成、性能は良好であった。フランス科学院はルロワのクロノメーターに賞金を出した〔『時計年表』p.68。〕。 *1770年 - ひげゼンマイの形状補正により等時性が向上することを実験で証明した〔『時計年表』p.69。〕。 *1784年 - 自分の名を商号とした時計メーカールロワ（''Le Roy'' ）を立ち上げた〔『時計年表』p.73。〕。 *1785年 - ヴィトリーで死去した〔『時計年表』p.58。〕。 *1897年 - 時計メーカールロワがアントニオ・アウグスト・カルバリヨ・モンテイロ（''António Augusto Carvalho Monteiro'' ）から「世界一複雑な時計」を受注し「ルロワ・01」を製作した〔『時計年表』p.104。〕。 *1900年 - カルバリヨ・モンテイロがパリ万国博覧会に「ルロワ・01」を出品しグランプリを得、20,000フランで売却された〔『時計年表』p.107。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「ピエール・ル・ロワ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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