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食パン[しょくぱん]

食パン(しょくパン)〔新明解国語辞典の初版などには「口語形はしょっぱん」と書かれていた。これは名古屋を中心とする中部地方域と九州各県に見られる新方言である。〕とは、大きな長方形の箱型の型で焼いたパンのこと〔広辞苑 第6版【食パン】〕。
似たようなものにイギリスパンがあるが、イギリスパンの焼く箱は上方が空いているのに対し、食パンは四方がふさがっている。そのため、イギリスパンは一面が丸みを帯びているのに対し、食パンは四角く凝縮されたものとなる。
== 概説 ==

食パンとは、生地発酵させ、大きな長方形の箱型の型に入れて焼いたパンのことである。
薄く切ってトーストにして食べたり、サンドイッチに用いる〔。
形により「山型食パン(ラウンドトップ)」、「角型食パン(プルマンブレッド)」、「ワンローフ」などに分類される。18世紀ごろにイギリスで、カナダ強力粉を原料〔河野 友美編『穀物・豆 新・食品事典1』真珠書院 1994 p.152 〕として金型に入れて焼いた山型食パンの製造が開始された〔舟田詠子 『パンの文化史』 朝日選書592 1998 p.236〕。
「ティンブレッド(tin bread)」とも呼ばれる。イギリス系の植民地や食文化が世界に拡散するとともに、ブリキの箱(tin box)で焼くパンも全世界規模で広まった。
かつて、やわらかく白いパンは豊かさの象徴だった。製パン工場で大量生産される廉価なローフブレッドによって、貧困層も従来より高品質な食事で命をつなぐことができるようになり、自家製パンの労働からも解放されたが、手間のかかる郷土料理やホームベイク文化の消失にも繋がっている〔ウィリアム・ルーベル 『パンの歴史』堤梨華訳、原書房、2013年 第2章,4章 isbn = 4562049370〕。
「食パン」という語は日本での造語である。
「食パン」は日本における呼称で、フランス語では「pain de mie」(パン・ドゥ・ミー)と呼称されるタイプが広く嗜好され、日本でもこの名称で販売されている〔商品情報 ドンク〕。
英国の山形白パンやフランスのパン・ド・ミなどに起源を持つ日本の食パンであるが、日本人は日本人の食感で、材料比率・形・焼き加減などを変え、英仏の原型とはいささか異なった独特のものにして食べている。
台湾では日本語教育が行われた歴史があり、日本語の影響を強く受けた台湾語では食パンとトーストを「ショッパン」(白話字:sio̍k-pháng)と呼称している。
一般的には国語が使われるので吐司(Tǔ sī)と呼ばれている。焼いていないものは白吐司。
原型になっている英・仏のパンと、日本流の「食パン」をひとまとめにしてしまうのは多少問題があるが、日本語の語彙体系で言えば双方が「食パン」に分類されてしまうので、あわせて説明する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「食パン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sliced bread 」があります。




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