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パイオニア2号 : ウィキペディア日本語版
パイオニア2号[ぱいおにあ2ごう]
パイオニア2号(Pioneer 2)は、及び地球と月の間の空間の観測を目的とした3機のエイブル探査機のうち最後のものである。1958年11月8日7時30分00秒(UTC)の打上げ直後、打上げ機の第3ステージが分離したものの点火に失敗し、パイオニア2号は意図された月軌道に到達することができなかった。探査機は、アフリカ北西部の北緯28.7°東経1.9°の位置で大気圏再突入する前に最高高度1,550kmに達した。短い飛行中に、地球の赤道の周りには考えられていたよりも高いエネルギー放射があることや地球の周りの流星塵の密度が宇宙空間よりも大きいことの証拠を示す少量のデータが得られた。
==探査機の設計==
パイオニア2号は、パイオニア1号とほぼ同じ構造で、薄い円筒の中央部の両端に円錐台が接続した形をしている。円筒の直径は74cm、全体の高さは76cmである。探査機の軸に沿って、底部から11kgの固体推進ロケットが突き出ていた。
8つの小さな速度調整ロケットが反対側に環状に取り付けられ、使用後には投棄できるようになっていた。また磁気ダイポールアンテナも同じ場所に取り付けられた。殻は、薄板状プラスチック製であった。バーニアが分離された後、ロケットの点火前の合計質量は39.5kgであった。
科学機器の質量は15.6kgで、STLテレビシステム(パイオニア1号のNOTS赤外線テレビシステムの代替)、放射比例計数機、電離箱、流星塵を検出する振動板/マイクロフォン、5μガウスまでの磁場を測定する磁気センサ、探査機内部の状態を記録する温度変化レジスタ等があった。ロケットの点火用にはニッケル・カドミウム電池、テレビシステム用には酸化銀電池、残りの回路には水銀電池が用いられた。
電波伝送は、108.06MHz帯で、テレビシステム用には磁気ダイポールアンテナが用いられた。地上の管制は、115MHzで受信した。探査機は、1.8rpsのスピン安定性を持ち、スピンの方向はおおよそ軌道の地磁気面に垂直の方向とされた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「パイオニア2号」の詳細全文を読む




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