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バナート地方 : ミニ英和和英辞書
バナート地方[ほう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地方 : [ちほう]
 【名詞】 1. area 2. locality 3. district 4. region 5. the coast 
: [ほう]
  1. (n-adv,n) side 2. direction 3. way 

バナート地方 ( リダイレクト:バナト ) : ウィキペディア日本語版
バナト[ほう]

バナトまたはバナートBanat)は、中央ヨーロッパの地理的・歴史的地域。現在は、東部をルーマニア、西部をセルビア、わずかに北部をハンガリーが領有している。バナトはパンノニア平原の一部を成す。南はドナウ川、西はティサ川、北はムレシュ川、東は南カルパチア山脈が境となる。歴史的な首都はティミショアラ(現ルーマニアティミシュ県)である。
==概要==
バナトとは、バンが治める辺境地方を意味する。
banとはスラヴ語発祥の言葉で、卿、知事、副王といった意味である。バナトを意訳すれば県となる。1920年代から1930年代のユーゴスラビア王国は、いくつかのバノヴィナ(州)から成っていた。ゼタドリナサヴァモラヴァなどである。
中世ハンガリー王国には数カ所のバナトがあった。ダルマチアスラヴォニアボスニア、クロアチアといったバナトであった。これらはヨーロッパでの対トルコ戦争の過程で消滅した。しかし、「バナト」という言葉が特に但し書きなしに用いられる場合、それはテメシュヴァールのバナト(en)を意味する。この地方はバンによって支配されたことはなかったにもかかわらず、1718年のパッサロヴィッツ条約以後、奇妙にもこの呼称を獲得したのだった。
バナトにはセルビア人ルーマニア人ハンガリー人ロマ人バナト・シュヴァーベン人ドイツ人)、クラショヴァニ人(14世紀にトルコによって移住させられた南スラヴ系の人々。民族的にはクロアチア人とされる)、スロバキア人バナト・ブルガリア人カトリック教徒。オスマン帝国の迫害を逃れハプスブルク領バナトへ18世紀に移住してきた)、チェコ人など数多くの民族が小集団で暮らしている。バナトに住む者はバナト人と呼ばれる。
バナトの名は、この地域で話される言語で同じように表される。ルーマニア語ではバナト、セルビア語でバナト(Банат)、ハンガリー語でバーナート(Bánát)またはバーンシャーグ(Bánság)、ドイツ語ではバナト、トルコ語でバナト、スロバキア語でバナート(Banát)、バナト・ブルガリア語でバナート(Banát)、標準ブルガリア語でバナト(Банат)となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バナト」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Banat 」があります。




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