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バクルー公 : ミニ英和和英辞書
バクルー公[ばくるーいさお]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [こう]
  1. (n,suf) prince 2. lord 3. duke 4. public 5. daimyo 6. companion 7. subordinate

バクルー公 : ウィキペディア日本語版
バクルー公[ばくるーいさお]

バクルー公(、発音:)は、イギリスの公爵位。1663年4月20日、イングランドチャールズ2世スコットランド王としてもチャールズ2世)が、愛妾ルーシー・ウォルターとの間にもうけた庶子、初代モンマス公爵ジェイムズ・スコットスコットランド貴族として授けた。
ジェイムズ・スコットは、第4代バクルー女伯爵アン・スコットを妻としていた。アンは、夫のバクルー公位授爵と同時に、自身の権利としてスコットランド貴族のバクルー女公爵となっていたため、1685年6月11日にジェイムズが反乱を起こし、7月15日に反逆罪で処刑された後も私権剥奪されることはなかった。以後、バクルー公位はモンマス公ジェイムズとアンの子孫に継承された。
家名はスコット姓(Scott)からモンタギュー=スコット姓(Montagu-Scott)、モンタギュー=ダグラス=スコット姓(Montagu-Douglas-Scott)と移り変わった。1810年、3代公爵の代に、スコットランド貴族の第4代クイーンズベリー公爵が独身のまま死去したため、クイーンズベリー公の又従弟にあたる3代バクルー公が公位を継承した(この時、クイーンズベリ公の従属称号であったの称号は切り離され、ダグラス家の縁戚が継承している)
バクルー公の従属称号は全てスコットランド貴族としての称号で、バクルー伯Earl of Buccleuch、1619年)、ダルキース伯Earl of Dalkeith、1663年)、スコット・オブ・バクルー卿Lord Scott of Buccleuch、1606年)、スコット・オブ・ホイットチェスター・アンド・エスクデイル卿Lord Scott of Whitchester and Eskdaill、1619年)である。公爵はイングランド貴族のモンマス公を授けられた際の従属称号、ドンカスター伯Earl of Doncaster、1663年)、スコット・オブ・ティンダル男爵Baron Scott of Tindale、1663年)を持ち、スコットランド貴族クイーンズベリ公の従属称号であるダンフリースシャー侯Marquess of Dumfriesshire、1683年)、ドラムランリグ・アンド・サンクアー伯Earl of Drumlanrig and Sanquhar、1682年)、ニス、トーソルウォルド・アンド・ロス子爵Viscount of Nith, Tortholwald and Ross、1682年)、ダグラス・オブ・キルマウント、ミドルビー・アンド・ドーノック卿Lord Douglas of Kilmount, Middlebie and Dornock、1682年)を持つ。ドンカスター伯とスコット・オブ・ティンデイル男爵位は、モンマス公の処刑による私権剥奪で失ったが、1742年に2代バクルー公の代に復活された。
公爵の法定推定相続人が用いる儀礼称号は、ダルキース伯で、ダルキース伯の長男はエスクデイル卿を用いる。
作家ウォルター・スコットは、バクルー卿の直系子孫にあたる。
現在の10代バクルー公リチャードは、イギリス国内で最大の土地を所有する地主であり、バクルー・グループ(資産管理の会社形態をとる)の総帥である。
公爵家の本宅は、セルカークスコティッシュ・ボーダーズの町)郊外にある、スコット家伝来のボウヒル・ハウスである。ダグラス家伝来のドラムランリグ城ダンフリーズ・アンド・ガロウェイ)、モンタギュー家伝来のカントリー・ハウス、ボウトン・ハウス(ノーサンプトンシャー)も所有する。これら3つの邸宅は今も公爵家の住まいとして使用されており、時に一般公開される。公爵家はミッドロージアンダルキース城も所有している。(過去には多くの州で邸宅や城を数軒所有していた)。ロンドンでの邸宅として代々使用されるのは、モンタギュー・ハウスであった。
== スコット・オブ・バクルー卿 (1606年) ==

* 初代スコット・オブ・バクルー卿ウォルター・スコット (:en:Walter Scott, 1st Lord Scott of Buccleuch) (1565年-1611年)
* 第2代スコット・オブ・バクルー卿ウォルター・スコット (1633年没)
 * 1619年、バクルー伯に叙爵

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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