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ネフェルトゥム : ウィキペディア日本語版
ネフェルトゥム

ネフェルトゥム〔『エジプト神話』202頁で確認できる表記。〕(Nefertum。ネフェルテム (Nefertem) とも)はエジプト神話に登場するの1人である。
ネフェルトゥムの名は、睡蓮(ロータス) (en) を意味する〔『エジプト神話』202頁。〕。睡蓮はヘルモポリス創世神話では、エジプト神話での原初の水ヌンから立ち上がって花びらを開いたが、その花の中にタマオシコガネを収めていた。タマオシコガネが姿を変えたのがネフェルトゥムだとされている〔『エジプト神話』62頁。〕。睡蓮はまた、その花の中に太陽を生み出したといわれている〔。そのため古代エジプトでは神殿の中にある池などに睡蓮がよく植えられていた。
ネフェルトゥムは元々、下エジプトで古くから知られていた神であった〔。プタハセクメトの間の息子とされ〔、この3柱の神々が「メンフィス3神」と呼ばれた〔『エジプト神話』199頁。〕。母セクメトはラーに敵対する者を倒す役目を負っており〔『エジプト神話』200頁。〕、ネフェルトゥムは母の役目の一部を分担してラーの鼻孔を監視する者とされた〔『エジプト神話』203頁。〕。ラーが花に睡蓮の花をあてがった姿で表現されることがあるのはこのためである〔。
ネフェルトゥムの姿は獅子の頭をもつ人間として表現され、その頭部には睡蓮の花と羽毛、および、豊穣を象徴する「メナト」で作られた飾りを着けているとされている〔。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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