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ヌジンガ・ムベンバ : ミニ英和和英辞書
ヌジンガ・ムベンバ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ヌジンガ・ムベンバ ( リダイレクト:アフォンソ1世 (コンゴ王) ) : ウィキペディア日本語版
アフォンソ1世 (コンゴ王)[あふぉんそ1せい]
ンジンガ・ムベンバ(Nzinga Mvemba、1460年?〔ビュスタン「アフォンソ1世」『世界伝記大事典 世界編』1巻、140-141頁〕 - 1543年〔『アフリカ史』(川田順造編, 新版世界各国史, 山川出版社, 2009年8月)、付録2頁〕/45年〔)は、コンゴ王国国王(マニ・コンゴ、在位:1506年 - 1543年/45年)。一般には洗礼名であるアフォンソ1世(Alfons I)の名前で知られる。
アフォンソ1世は、即位前にキリスト教に改宗し、即位後はポルトガル王国から西欧の技術と統治制度を導入した。自らポルトガル語を学習し、首都ンバンザ=コンゴをポルトガル風のサン・サルバドルに改称した〔小田『アフリカ現代史』3、27頁〕。当時のキリスト教の宣教師は、ポルトガル王に送った書簡の中で、アフォンソの篤実な信仰心を称賛した〔福井、大塚、赤阪『アフリカの民族と社会』、161-163頁〕。
しかし、財源を確保するためにコンゴから多くの奴隷が輸出され、サントメ島を根拠とする奴隷商人はポルトガル王国でさえ統制できなかった〔渡辺「コンゴ王国」『アフリカを知る事典』新版、177頁〕。彼の治世に、対等な関係で始まった異なる文化に属する二つの国の関係は終焉を迎える〔。
彼の死後もコンゴ王国はカトリック国家として存続し、アフォンソの直系子孫であることが王位継承の条件とされていた〔。コンゴにおいてアフォンソ1世の名前は長く記憶され、19世紀末のポルトガル人宣教師は「コンゴ人は3人の王の名前を知っている。現在の王と先代の王とアフォンソ1世の名前である。」と報告した〔デヴィドソン『ブラックマザー』、125頁〕。
== 生涯 ==

=== 即位前 ===
1460年ごろにコンゴ王ンジンガ・ンクウ(洗礼名=ジョアン1世)の子として生まれる。
1482年ポルトガルの航海者ディオゴ・カンがコンゴ王国に到達したことをきっかけに、コンゴ王国とポルトガル王国の間に交流が始まる。両国の出会いは友好的なものであり、そこには対等の関係が生まれた〔デヴィドソン『ブラックマザー』、121-122頁〕。
1491年にンジンガ・ンクウは洗礼を受けてジョアン1世を名乗り、キリスト教に改宗した。ンジンガ・ンクウの改宗に伴い、彼の子の一人であるンジンガ・ムベンバはアフォンソと名付けられる。ジョアン1世の改宗に対して国内では反乱が勃発したが、ポルトガルからもたらされた銃火器によって反乱は鎮圧された〔。しかし、反キリスト教・反ポルトガル勢力はなおもコンゴ内に残っていた。
1506年に父ジョアン1世が没する。アフォンソ1世は反キリスト教である異母兄弟のムバンズを破り、マニ・コンゴに即位する〔。しかし、キリスト教の権威を全面に押し出すアフォンソ1世と、キリスト教を拒絶した(あるいはアフォンソによって排除された)集団の対立は王国に根強く残り、王権基盤の弱体化の一因となった〔渡辺「バントゥ・アフリカ」『アフリカ史』、286-287頁〕。アフォンソの時代の宗教的な対立の一例として、先代のジョアン1世の時代まで、コンゴ王は公衆の前で食事を摂ることが慣習で禁じられていたが、キリスト教に改宗したアフォンソがこの慣習を廃止したために起きた宗教的紛争が挙げられる〔デヴィドソン『ブラックマザー』、138頁〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アフォンソ1世 (コンゴ王)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Afonso I of Kongo 」があります。




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