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トーニオ・クレーガー : ミニ英和和英辞書
トーニオ・クレーガー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

トーニオ・クレーガー : ウィキペディア日本語版
トーニオ・クレーガー[ちょうおん]

トーニオ・クレーガー』(''Tonio Kröger'')は、トーマス・マンの中編小説。1903年発表。
==あらすじ==
舞台は20世紀初頭の北ドイツの町リューベック。裕福な商人の息子であるトーニオ・クレーガーは、文学趣味を持つ少年である。北ドイツ的な堅実な気質の父の血と並んで、芸術家的な気質を持つイタリア出身の母の血を受け継いでいたからだった。そのため、堅実で実務的な家庭の少年が多いギムナジウムの中では浮いた存在であった。
ある日、同級生の中で好意を寄せていたハンスと帰り道に一緒に散歩をするが、互いの趣味や性格の相違を痛感するだけに終わる。数年後、ダンスの練習をする中でインゲという少女を好きになるが、同じ結果に終わる。
やがて父は死に、母は再婚して町を去る。トーニオは様々な過程をへて、作家として名が知られるようになり、南ドイツのミュンヘンに居を構える。そこで知り合ったリザヴェータという女流画家を相手に、作家という芸術家でありながら父のような市民気質を捨てきれない自分の矛盾を打ち明けると、「あなたは(芸術家ではなく)普通の市民に過ぎない」「少しだけ判決をゆるめて上げましょうか。あなたは道に迷った市民なんです」と宣告される。
ほどなくトーニオは北に向けて旅に出る。故郷リューベックに立ち寄ると、昔自分が住んでいた家は図書館になっており、加えてホテルでは指名手配中の詐欺師と間違えられてしまう。
さらに北に向かう彼は、デンマークの海岸部に長期滞在する。そんなある日、かつて思いを寄せた少年と少女、すなわちハンスとインゲと同タイプのカップルに出会い、改めて市民気質を捨てきれない自分のあり方を確認して、リザヴェータに手紙を書く。その中で、自分はあくまで市民気質を保ちながらもっといい作品を書いていくつもりだと誓う。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トーニオ・クレーガー」の詳細全文を読む




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