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トリス(トリメチルシリル)アルミニウム : ミニ英和和英辞書
トリス(トリメチルシリル)アルミニウム
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


トリス(トリメチルシリル)アルミニウム : ウィキペディア日本語版
トリス(トリメチルシリル)アルミニウム

トリス(トリメチルシリル)アルミニウム(Tris(trimethylsilyl)aluminum)はトリメチルシリル基(-TMS)とアルミニウムからなる有機金属試薬の一種である。空気中では白煙を生じながら容易に分解するため、不活性ガス雰囲気化で冷蔵保存する。硫黄化合物特有の腐卵臭に似た独特の臭気を有する。
== 合成法 ==
THFジエチルエーテルの混合溶媒中、アルミニウムをヨウ素で活性化し、水銀塩化トリメチルシランリチウムを加えることで合成できる。溶媒にはエーテル系溶媒の他にヘキサン、ペンタンなどの炭化水素溶媒も併用することが出来る。また、このような混合溶媒はしばしばトラップ溶媒と呼ばれ、不安定な有機金属試薬を安定に貯蔵・取り扱いする際に用いられる。一般的な有機アルミニウム試薬の合成法と同様に、系内調製したアルキル水銀(この場合シリル水銀)からアルミニウムへトランスメタル化することで調製される。リチウムは不要な塩素原子のスカベンジャーとして働き、反応を加速させる。ヨウ素はアルミニウムの表面にできている酸化被膜の除去に用いられる。粉末状のアルミニウムの場合、表面積が大きくなるため酸化の度合いが大きい。粒状のアルミか、家庭用のアルミ箔を用いる方がうまくいく場合が多い〔http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ic00273a013〕〔http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.197704801/abstract〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トリス(トリメチルシリル)アルミニウム」の詳細全文を読む




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