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ツクヨミノミコト : よみがなを同じくする語

月夜見の尊
ツクヨミノミコト : ミニ英和和英辞書
月夜見の尊[つくよみのみこと]
【名詞】 1. Moon God 2. Tsukuyomi no Mikoto 3. brother of Amaterasu
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ツクヨミノミコト ( リダイレクト:ツクヨミ ) : ウィキペディア日本語版
ツクヨミ

ツクヨミツキヨミ)/月読命は、日本神話である。後世では一般に男神と考えられているが、記紀では性別は記述されていない。
== 神話での記述 ==
記紀(日本書紀と古事記)において、ツクヨミは伊弉諾尊(伊邪那伎命・いざなぎ)によって生み出されたとされる。を神格化した、夜を統べる神であると考えられているが、異説もある(後述)。天照大神(天照大御神・あまてらす)の弟神にあたり、須佐之男(建速須佐之男命・たけはやすさのお)の兄神にあたる〔一般には男神と考えられている(『八百万の神々』より)が、『記紀』においては性別は特に記述されていない〕。
ツクヨミは、月の神〔月神:en:Lunar deity:zh:月神)。〕とされている〔戸部民夫 『八百万の神々 日本の神霊たちのプロフィール』 新紀元社〕。しかしその神格については文献によって相違がある。『古事記』ではイザナギが黄泉国から逃げ帰って禊ぎをした時に右目から生まれたとされ、もう片方の目から生まれた天照大神、鼻から生まれた須佐之男とともに重大な三神(三柱の貴子)を成す。一方、『日本書紀』ではイザナギと伊弉冉尊(伊耶那美・イザナミ)の間に生まれたという話、右手に持った白銅から成り出でたとする話もある。また、彼らの支配領域も天や海など一定しない。
ツクヨミは太陽を象徴する天照大神と対になって誕生する。この成り立ちは比較神話学の分野では、各国の神話にも見られると指摘できる〔大林太良 『日本神話の起源』〕〔山折哲雄、田中治郎 『面白いほどよくわかる日本の神様 古事記を彩る神々の物語を楽しむ』 日本文芸社〕。例えばギリシア神話において太陽神アポローンと月の女神アルテミスが双子とされる〔ただしアポローンはもともとは太陽神ヘーリオスとは別の神で、両者が同一視されるに至ったのは後代の事である〕。
中国盤古伝説〔『五運歴年記』〕には、盤古が死してその左眼が太陽に、右目が月になったという起源譚がある。『旧約聖書』の創世記では、天地創造の四日目に、神が空の中に「二つの巨いなる光」、すなわち太陽と月を創り上げたと語られている。
日本神話において、ツクヨミは『古事記』『日本書紀』の神話にはあまり登場せず、全般的に活躍に乏しい。わずかに『日本書紀』第五段第十一の一書で、穀物の起源として語られるぐらいである。これはアマテラスとスサノオという対照的な性格を持った神の間に静かなる存在を置くことでバランスをとっているとする説がある〔『中空構造日本の深層』河合隼雄〕。
同様の構造は、高皇産霊尊(高御産巣日神・たかみむすび)と神皇産霊神(神産巣日神・かみむすび)に対する天之御中主神(あめのみなかぬし)、火折尊(火遠理命(ほおり)・山幸彦)と火照命(ほでり・海幸彦)に対する火酢芹命(火須勢理命・ほすせり)などにも見られる。
ツクヨミはスサノオと支配領域やエピソードが一部重なることから、同一神説を唱える者がいる〔山北篤 『東洋神名事典』 新紀元社〕。民族学者のアレクサンダー・スラヴィクはツクヨミを女神と仮定した上で、死者の主である男性的な神オーディンが同じく死者の主であり母祖であるペルヒタ(ホルレ)と対になっているように、男神スサノオと女神ツクヨミは一対と見ていいのではないか、としている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tsukuyomi-no-Mikoto 」があります。




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