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チャンプカー・シリーズ : ミニ英和和英辞書
チャンプカー・シリーズ[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

チャンプカー・シリーズ ( リダイレクト:チャンプカー・ワールド・シリーズ ) : ウィキペディア日本語版
チャンプカー・ワールド・シリーズ[ちょうおん]

チャンプカー・ワールド・シリーズ (Champ Car World Series) は自動車レースの1カテゴリーである。単にチャンプカーChamp Car)と呼ばれることもある。フォーミュラカー(オープンホイール)を使用した四輪レースであり、アメリカ合衆国を中心として開催される独自のフォーミュラカーレース。2003年に、経営破綻したCARTカートChampionship Auto Racing Teams )を引き継ぐ形で始まったが、2008年の1レースの運営をもってシリーズを終了した。
レースによっては1イベントで20万人もの観客を集めることもあり人気が高かった。日本でも1994年から2002年まではNHK-BSで、2003年までG+ SPORTS & NEWS(現・日テレG+)で放送されていた。その後は日本でのTV放送はされていないが、公式サイトで年間契約の課金登録をする事により、英語放送のストリーミング中継や、2001年シーズン以降のアーカイブ映像を視聴する事が可能だった。
==沿革==
1979年より、CART (Championship Auto Racing Teams) が、インディカーと呼ばれるオープンホイールマシンを用いた同名のチャンピオンシップシリーズを運営していた。1990年代前半には世界的にも一時期F1と肩を並べる勢いをもった。その中でF1からCART、CARTからF1へとドライバーの移籍交流があった。
ただ、そのためにCARTに参戦するアメリカ人ドライバーの減少と、何よりアメリカンレーシングそのものであるオーバルレースの減少に、世界三大レースのひとつで当時CARTの1ラウンドを構成していたインディ500を主催するインディアナポリス・モーター・スピードウェイ (IMS) が不満を持ち、1994年にはIMSが1996年より新しいカテゴリーを発足させる旨の発表をするに至る。その後1995年までにCARTとIMSとの間で何度か交渉が持たれたが話がまとまらず、1996年から2つのシリーズに分裂することになった。
CART側はインディ500をシリーズカレンダーから除き、それまでのレギュレーションのレースを維持する一方で、IMS側は新たにインディ・レーシング・リーグ (現IndyCar) を設立し、インディ500を中心としたオーバルレース専門のレースを運営開催することになった。また「インディ」はIMSが持つ商標であるため、今までインディ・カーとよばれていたCART用のマシンがチャンプ・カー (Champ Car) と呼ぶように変更された。(チャンプ・カーとは1909年から続いているアメリカ国内チャンピオンシップを走るマシン、即ちチャンプ・カー)ちなみにインディ・カーはIRL側のマシンの呼称となった。
分裂後もメーカーの参戦、ドライバーレベルの高さ、レースの面白さもあって2001年まで盛り上がりを見せ、分裂前のブラジル・オーストラリアに加え、日本やヨーロッパにも進出したCARTだったが、名門ペンスキーの離脱やエンジン規定を巡るいざこざ〔CARTは2001年シーズン末に突如、2003年シーズンからそれまでの2,650ccターボエンジンから、3,500ccNAエンジンにエンジン規定を変更すると発表した。当時参戦していたエンジンサプライヤー達への合議がなされない状態での突然の発表だった為、ホンダは新エンジンには最低2年の開発期間が必要だとして反発(CARTのルール上も2年の猶予期間をもって発表を行うのが通例だった)。トヨタは規定変更の発表以前に、2003年以降はNAエンジンの開発に一本化すると表明していたが、結局はホンダ・トヨタは共に2002年末をもってCARTから撤退した。フォードも規定変更に反対し2003年シーズンへのエンジン供給停止(=撤退)を表明していたが、2002年中盤にCART側が再びそれまでの発表を覆す形で、2003年以降も2,650ccターボエンジンを継続使用する事を発表した為、シリーズに残留する事となった。なお、このエンジン規定を巡るCARTとサプライヤー間のトラブルについてはエンジン規定変更の発表以前、2001年シーズン中盤にCART側が過給圧を制御する為のポップオフバルブの規定変更を発表した頃から既に始まっていたと言われている。〕でシリーズ自体の存続が危ぶまれるようになり、2002年をもってトヨタホンダが撤退。両社は2003年にIRLへ移籍した。またそれまでの参戦チーム、ドライバーも多数IRLへと移籍したため、その影響をうけてCARTは破産となる。
CARTは2004年にOWRS (Open Wheel Racing Series) に全ての資産を売却し、運営団体、名称としてのCARTは消滅。その後チャンプカー・ワールドシリーズ (CCWS) として再生を図っていたが、2007年のシリーズ開幕を前に、タイトルスポンサーであるフォードが「スポンサーシップが経営目標に合致していない」ことを理由に、同年1月26日にタイトルスポンサー契約の打ち切りを決めた。これらの影響に加え、アメリカ国内でのモータースポーツ人気がNASCARに集中し観客動員等の低下傾向が見られるようになったため、2008年シーズンからIRLとシリーズを統合することが決定(事実上IRLによる吸収合併であった)。プロモーターとの契約の関係で、同年4月20日にロングビーチ市街地コースで行われるレースを最後にシリーズが終了した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「チャンプカー・ワールド・シリーズ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Champ Car 」があります。




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