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ダキア語 : ウィキペディア日本語版
ダキア語[だきあご]

ダキア語(Dacian language)は古代バルカン半島で話されていた言語である。カルパチア山脈地域において紀元前3000-紀元前1500年のある時期に、インド・ヨーロッパ祖語から誕生し、おそらく6世紀に消滅した。紀元後1世紀に、ダキアモエシアやその周辺で占優的な言語となった。
ダキア語はインドヨーロッパ語族であることは全学者が賛同しているが、その中での位置付けについては様々な意見がある。
#ダキア語はトラキア語の方言またはその逆である。 Baldi (1983)、Trask (2000).
#ダキア語はトラキア語とは別の言語であるが近縁で、インドヨーロッパ語族の同じ枝に属す。(トラキア・ダキア語派またはダキア・トラキア語派の枝が仮説として出されている。) (現在はほぼ否定されているが、フリギア語もダキア語、トラキア語と同じ枝に属すとする見方もあった)
#ダキア語はトラキア語ともフリギア語とも近縁ではなく、3語はインドヨーロッパ語族の別の枝に属す。 e.g., Georgiev (1977) 、Duridanov (1985)〔Georgiev 1977, p. 282.〕。
ダキア語はほとんど記録されていない言語である。200の記録が存在するフリギア語と異なり、ダキア語は1つの記録しかない。
==脚注==





抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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