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スペクトル分類 : ミニ英和和英辞書
スペクトル分類[すぺくとるぶんるい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ぶん, ふん]
  1. (n,n-suf,pref) (1) part 2. segment 3. share 4. ration 5. (2) rate 6. (3) degree 7. one's lot 8. one's status 9. relation 10. duty 1 1. kind 12. lot 13. (4) in proportion to 14. just as much as 1
分類 : [ぶんるい]
  1. (n,vs) classification 2. category 

スペクトル分類 : ウィキペディア日本語版
スペクトル分類[すぺくとるぶんるい]

スペクトル分類(スペクトルぶんるい、spectral classification)は、恒星の分類法の一つである。スペクトル分類によって細分された星のタイプをスペクトル型 (spectral type) と呼ぶ。恒星から放射された電磁波を捉え、スペクトルを観察することによって分類する。恒星のスペクトルはその表面温度や化学組成により変わってくる。表面温度により分類する狭義のスペクトル型(ハーバード型とも)と、星の本来の明るさを示す光度階級 (luminosity class) があり、両者を合わせて2次元的に分類するMKスペクトル分類が広く使われる。
== 表面温度による分類 ==

スペクトル型を数万ケルビンの高温度星から3千ケルビンの低温度星まで温度系列として並べる。恒星の色は表面温度によって左右され、高温度星は青白く、低温度星は赤みを帯びて見える(色温度も参照)。
温度の違いはスペクトルの吸収線に影響を及ぼす。高温の天体では水素の吸収線が、低温の天体ではその他の重元素による吸収線が強く現れる傾向にある。また特に低温の星では、原子に加えて分子の吸収線も見られるようになる。
このスペクトル型配列の覚え方である "Oh Be A Fine Girl, Kiss Me!"(ああ、お上品な女の子になってキスしてください!)は有名。
アルファベットが不規則な並びになっているのは、もともとハーバード大学天文台エドワード・ピッカリングらが、恒星のスペクトルのパターンを分類して、見かけの単純なものからA B C……と振っていったが(ハーバード分類)、後に表面温度とスペクトルとが対応していると分かり、高温から並べ直した結果O B A F G K Mという順になったためである〔君が天文学者になる4日間 予習テキスト の「第2章 星の色と分類」〕。
各型はさらに等分され、高温な方から0〜9と番号が振られる。すなわち、A型で最も高温の星はA0,最も低温の星はA9となる。

近年、褐色矮星などの分類も可能にすべく拡張され、O B A F G K M L T Yとなった。
また、高温度星ではウォルフ・ライエ星を分類するW型、低温度星では炭素星を分類するC型や酸化ジルコニウムの吸収線が多いスペクトルを示す星を分類するS型といった型もある。W型の表面温度はO型と同じかそれより高く、C型の表面温度はK型~M型と同程度、S型の表面温度はM型と同程度である。白色矮星は略称であるDBと書かれる事もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スペクトル分類」の詳細全文を読む




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