翻訳と辞書
Words near each other
・ スケート級原子力潜水艦
・ スケート靴
・ スケート靴の約束
・ スケープゴート
・ スケープゴート (小説)
・ スケープ・ゴート
・ スケーラビリティ
・ スケーラブル
・ スケーラー
・ スケーリング
スケーリーフット
・ スケール
・ スケールの原理
・ スケールアウト
・ スケールアップ
・ スケールアビエーション
・ スケールアヴィエーション
・ スケールアーマー
・ スケールショーティー電車モデル
・ スケールドコンポジッツ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

スケーリーフット : ミニ英和和英辞書
スケーリーフット[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

スケーリーフット ( リダイレクト:ウロコフネタマガイ ) : ウィキペディア日本語版
ウロコフネタマガイ[ちょうおん]

ウロコフネタマガイ学名:)は2001年インド洋から発見された巻貝である。体表に硫化鉄でできた鱗を持っており、を持つ生物の発見として注目された。その鱗の様から俗にスケーリーフット〔、「鱗を持つ足」の意〕とも呼ばれる。後生動物の中で唯一、骨格の構成成分として硫化鉄を用いる生物として知られている。長らく国際動物命名規約に則った命名がなされていなかったが、2015年にChen ''et al.'' によって遂に新属新種''Chrysomallon squamiferum''として記載された。
== 採集地 ==

ウロコフネタマガイが初めて発見された海域は中央インド洋海嶺の「かいれいフィールド」と呼ばれるエリアで、モーリシャスの東南東に位置する〔調査海域図(2006年) 〕。これは3つのプレート(アフリカプレート・オーストラリアプレート・南極プレート)が接するロドリゲス三重点の22km北にあたる。このかいれいフィールドは深度 2420-2450m、2000年に海洋研究開発機構の無人深海探査艇かいこう」によって発見された熱水噴出孔である。かいれいフィールド周辺には西太平洋大西洋の生物相が混在しており、ウロコフネタマガイ以外にもアルビンガイのような希少な深海性の貝類が発見されている。その為、この海域は国際的な研究競争の場となっている。
最初にウロコフネタマガイが発見されたのは2001年、アメリカの研究チームによるものである。この結果はアメリカの学術誌であるサイエンスに報告された〔Van Dover、他、2000年〕。1年後の2001年、海洋研究開発機構を中心とした日本のチームが海域を再調査し、個体の採取を行った。2006年には再び海洋研究開発機構や産業技術総合研究所の共同チームが調査を行い、飼育実験などを行っている(後述)。
2009年、日本のチームが「かいれいフィールド」の北で新たに発見した「ソリティアフィールド」で白いウロコフネタマガイが採取された。これは、殻や鱗に硫化鉄を含まないからであり、遺伝的には同種である。また、中国のチームが2007年に発見した南西インド洋海嶺「Longqiフィールド」(別名「ドラゴンフィールド」)でもウロコフネタマガイが確認されたが、実際に生きた標本を初めてここから採取したのは2011年に訪れたイギリスのチームである。2015年の新種記載においてタイプ産地に使われたのはこのドラゴンフィールドで、こちらも遺伝的にはかいれいフィールドやソリティアフィールドのものと同種であることが確認されている〔。深海の生物相調査は世界各地で行われているが、ウロコフネタマガイは今のところインド洋の熱水噴出域からしか発見されていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウロコフネタマガイ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Scaly-foot gastropod 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.