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スクエアプッシャー : ウィキペディア日本語版
スクエアプッシャー[ちょうおん]

スクエアプッシャー (Squarepusher) のアーティスト名義で知られるトーマス・ジェンキンソン (Thomas Jenkinson) は、イギリスミュージシャン音楽家作曲家ベーシスト
エイフェックス・ツインμ-Ziqルーク・バイバートらと共に「コーンウォール一派」と分類される。同じく、ミュージシャンとして活動するCeephaxは実弟。
== 経歴 ==
ジャズドラマーであった父の影響を受け、小さいころから音楽活動に親しむ。現在の彼の音楽性の柱のひとつとなるベースは、12歳から弾き始めた。最初は人間自身による演奏に拘り、シンセサイザシーケンサを用いる打ち込み音楽を見下していたが、15歳のときにLFOを聴き、電子音楽を見直すこととなる。スクエアプッシャーとしての活動は1994年から開始した。
1996年リフレックス・レコーズ1997年ワープ・レコーズからアルバムをリリースしたことで一気にシーンの中心アーティストとなった。1990年代後半の機材編成はBOSS DR-660,Roland SH-101,ROLAND TR-707,AKAI S-950,オープンリール式アナログテープレコーダなど、旧式かつ廉価な機材で構築されており、作品の緻密な打ち込みとのギャップが話題を呼んだ。本人が意図した結果かどうかは定かではないが、旧式な機材編成による粗く太い音質がジャズ的,フュージョン的な音楽性と調和するとして好評でもあった。また、ROLAND TB-303も好んで使用しており、初期の作品ではドラムンベース的要素と共にアシッドハウス的な側面も強く現れていた。最も初期の作品はChaos A.D.名義でアルバム『Buzz Caner』にまとめられている。このアルバムのジャケットに用いられている写真に写る長髪の男性はトム本人ではなく、彼の実の弟アンディ・ジェンキンソン (''Andy Jenkinson'') であるとされている。彼もCEEPHAX等の名義で音楽活動を行っており、こちらはさらにアシッド方面に傾倒したプロジェクトで、ライブではハーモニカや拡声器、マイクパフォーマンスなどを絡め、兄以上の狂乱的アシッドサウンドを展開している。
一時期、フリー・ジャズへのアプローチを強め、打ち込みによる作曲をやめていたが、1999年発表の『Selection Sixteen』を機会に打ち込みを復活。初期のころから使ってきた古くチープな機材群は「できることはすべてやり尽くした」として、このアルバムを最後に使用されなくなり、パーソナル・コンピュータを用いた作曲へと移行していく。作曲環境の変化からか、アルバム『Go Plastic』以降はエレキベースを演奏しなくなり、ライブにおいてもラップトップを中核に据えたシステムで演奏を行っていたが、2004年発表の『Ultravisitor』ではエレキベースの演奏が復活した。2008年に発表したアルバム『Just a Souvenir』では、エレキ・ギターを多用するなど、ロックへのアプローチを試みている。
デビュー当時は4弦ベースを使用、現在は6弦ベースも使用している。そのほか、クラシック・ギターやドラム、シンセサイザー、シロフォンなども自分で演奏して作曲しているが、ライブで演奏するのはベースのみである。今日ではベーシストとしての評価も高まってきており、他のジャズミュージシャンなどとの共演も増えてきている。
初来日は1997年。東京新宿のLIQUIDROOMでライブを行った。ブートレグとして残っているこの時の音源は最も古い時期のライブ音源のひとつといえる。来日のもうひとつの目的であったフジロック・フェスティバルでのアクトは台風のためキャンセルされた。(因みに、フジロック・フェスティバルには2001年に出演。最終日にホワイトステージで演奏している)。2004年にはUltravisitorのリリースに伴い、大阪・名古屋・東京でライブを行う。このライブにはジェイミー・リデルやルーク・バイバートも参加した。
2000年代後半以降は、ライブパフォーマンスで頻繁に使用されているAbleton Live等のDAWの使用を、表現能力の制約を理由にあまり好んでおらず、ソフトウェアを独自に作成して音楽制作に使用している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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